背景
エマオはエルサレムからおよそ11kmのところにある村です。この距離を歩くには、少なくとも2時間かかります。
クロパの妻マリヤは、イエス様が亡くなられたときに十字架の下にいた女たちのひとりと言われています(ヨハネ19:25)。彼女はこの箇所のクレオパの妻かもしれません。
質問
注:
かっこの中の質問は、前の質問に答えがないときにだけ読んでください。
- 愛する人を失ったことがあれば、お葬式のあとに残っている思いや気持ち、後悔がどんなものであるか、について話してください。
- イエス様はこの2日前、無惨な死に方をなさいました。それからこの時まで、クレオパと友達が最も苦しんだのはどういうことでだったと思いますか。
- イエス様が、このふたりの嘆いている弟子たちに、その悲しみを言葉に言い表すようにさせたのは、どうしてですか(15-17)。
- もしイエス様が、いきなり聖書の解きあかしを始められたとしたら、二人はどうしたでしょう。
- イエス様は私たちの悲しみをすでにご存じです。それでも、私たち自身の口からそれを聞こうとされるのはなぜですか。
- イエス様の死後、ふたりの信仰はどう変わりましたか(19-21)。
- どうしてこのふたりは、よみがえりについて女たちの言ったことを信じなかったのでしょう(22-24)。
- イエス様の、ご自分の死の解釈と、クレオパたちのその死の解釈はどう違いますか(19-21、25-27)。
- イエス様が苦しみを受け、死ななければならないということを、クレオパたちはどうしてモーセと預言者たち(すなわち聖書)から理解できなかったのですか。
- イエス様はなぜ、なおも先へ行こうとされる様子をなさったのでしょう(28)。
- イエス様がパンを裂かれたそのときまで、ふたりの弟子が自分たちの主だと気づかなかったのはどうしてですか。
- ふたりが暗い中をエルサレムまで11kmも後戻りしたのは、どうしてですか。
- 現代は、自分はクリスチャンだと言いながら、イエスさまの体のよみがえりを信じない人がいます。そういう人は、どんな神様を信じているのでしょう。
- イエス・キリストの体のよみがえりを信じない人はクリスチャンであり得ないと、どうして言えますか。
よき知らせ
イエス様はクレオパの家で、傷痕のある手でパンを裂かれました。ふたりは、この傷痕でイエス様だと分かったかもしれません。私たちも聖餐に預かるときに、同じようによみがえられたイエス様に会うことができます。