背景
十字架刑はおそらく、人を苦しめるために考え出された最も残酷な方法でしょう。声を出すと、足のくぎに力がかかるので大変苦しみます。十字架にかけられたとき、イエス様は神様に見放されていましたから、
地獄にいるのと同じ状態でした。
「愛する弟子」は、ヨハネのことです(26)。
質問
注:
かっこの中の質問は、前の質問に答えがないときにだけ読んでください。- 25-27節
- 十字架のまわりに来たイエス様の友達は、ほとんどが女性だったのはなぜだと思いますか。(どうしようもない苦しみを見るとき、男女で違いがあると思いますか)
- イエス様の母マリヤはどうして十字架から離れられなかったのでしょう。
- このとき、マリヤにとって一番つらかったのは何だったでしょう。
- マリヤはどちらを望んだと思いますか。奇跡が起こることですか、それとも息子が早く死ぬことですか。理由も言ってください。
- 辱められたイエス様を見ても、マリヤは彼が神の子だと信じることができたと思いますか。その理由も言ってください。
- 息子の最後の言葉はマリヤにとってどういうものでしたか。もし一言も言われないままイエス様が死なれたら、マリヤはどうだったでしょうか。
- イエス様が、ほかではなくヨハネに母を託されたのはどうしてでしょう。(マリヤにはほかに4人の息子がいましたが、まだイエス様を信じていませんでした。この夜、彼らのところに帰っていたら、どうなっていたでしょうか)
- この話を通してイエス様は、皆さんと親との関係で何を教えておられますか。
- 28-29節
- 十字架につけられると、とてものどが渇くのはどうしてか、いろんな理由を考えてください。
- イエス様は十字架の上で、水のほかに何を渇望されましたか。
- 以前、「渇いている人はだれでも、わたしのところに来て飲みなさい」と、イエス様は人々に叫んで言われました(7:37)。生きた水の持ち主のイエス様が、脱水状態の中でどうして死ななければならなかったのでしょう。
- 30節
- 司会者は、バプテスマのときイエス様が言われたマタイ3:15の言葉を読んでください。それと30節を比べてください。
- 皆さんは、神が求められるすべてのことをイエス様が皆さんの代わりに成し遂げられたと、信じますか。その理由も言ってください。
- 「イエスが死んだ」と「イエスは霊をお渡しになった」(新改訳)とは、どう違いますか。(新改訳のほうは、原語に近い訳です)
- イエス様の死ぬ前の様子と、皆さんが見た死の前の様子はどう違いますか。(死に直面したときのイエス様の行動で、どんなことに感銘を受けますか)
よき知らせ
金持ちとラザロのたとえで、地獄に落ちた人は非常にのどが渇くとわかります。金持ちがラザロに、水が一滴でもほしいと言ったくらいです(ルカ16:24)。ご自分が渇くことによって、イエス様はこの地獄の渇きから私たちを救い出してくださいました。