背景
姦淫を犯した者は男女とも石打ちの刑にすることが、モーセの律法でした(レビ20:10)。しかし、ローマの進駐軍は死刑の判決を下す権利をイスラエルから取り上げていました。
質問
注:
かっこの中の質問は、前の質問に答えがないときにだけ読んでください。
- 人はなぜ姦淫を犯すのでしょう。いろんな理由を考えてください。
- 新しい恋が始まってからのこの女性の生活を想像してください。どんな幸不幸があったでしょう。
- 姦通の現場で捕らえられることで、一番大変なことは何だと思いますか。
- 彼女は、逃げてしまった愛人のことをどう思ったでしょう。
- 逃げた男もおそらく結婚していたでしょうが、彼がこのとき一番困ったことは何だと思いますか。
- 姦淫を犯した二人にはたくさんの関係する人たちがいました。次の人たちは姦淫や、死刑のことをどう思ったでしょう。彼女の夫、子供たち、もし生きていたら、両親、そして愛人の妻、子供たち。
- その子供たちの将来に、この事件はどんな影響を与えたでしょう。
- イエス様の前に引っ張り出されたとき、彼女はイエス様のことをどう思ったでしょう(3-5)。
- イエス様の前に引っ張り出されたとき、彼女は自分の姦淫のことをどう思ったでしょう。
- 死刑を言い渡すのはローマ人しかできないと知っていたのに、ユダヤ人たちはどうして彼女をイエス様のところへ連れて来たのですか。
- 「あなたがたの誰も、彼女に石を投げる権利はない」と言う代わりに、イエス様はなぜ7節に書いてあるように答えられたのですか。
- 彼女を訴えていた人々が、9節に書いてある順番でその場を立ち去ったのはどうしてでしょう。
- イエス様が、人々の反応を見ないで地面に指でなにかを書かれたのはなぜでしょう。
- イエス様だけが彼女を罪に定める権威を持っておられたのはなぜですか。
- このとき、どうしてイエス様はモーセの律法が命じたとおりにされなかったのですか。
- たくさんの人の幸福をだいなしにした彼女の受けるはずの罰はどうなりましたか。
- イエス様が二度目に地面になにかを書いておられる間に、彼女は逃げることができたのに、そうしなかったのはなぜですか(8-9)。
- 彼女が罪の赦しを信じるようになったのは、いつですか。
- イエス様が11節の言葉を彼女におっしゃりたかったのはなぜですか。
- イエス様は皆さんにも11節の言葉を言ってくださいます。今の皆さんにとって、それはどういう意味になりますか。
よき知らせ
イエス様が何を地面に書かれたかはわかりません。でも、一回目は姦淫の罪を裁く裁判官として死刑の判決を書かれたと考えられます。そして二回目は「彼女に代わって、わたしが罰を引き受けよう」と書かれたかもしれません。