哀歌 2:18 おとめシオンの城壁よ 主に向かって心から叫べ。昼も夜も、川のように涙を流せ。休むことなくその瞳から涙を流せ。
2:19 立て、宵の初めに。夜を徹して嘆きの声をあげるために。主の御前に出て 水のようにあなたの心を注ぎ出せ。両手を上げて命乞いをせよ あなたの幼子らのために。彼らはどの街角でも飢えに衰えてゆく。
2:20 主よ、目を留めてよく見てください。これほど懲らしめられた者がありましょうか。女がその胎の実を 育てた子を食い物にしているのです。祭司や預言者が 主の聖所で殺されているのです。
2:21 街では老人も子供も地に倒れ伏し おとめも若者も剣にかかって死にました。あなたは、ついに怒り 殺し、屠って容赦されませんでした。
2:22 祭りの日のように声をあげて脅かす者らを呼び わたしを包囲させられました。主が怒りを発したこの日に 逃げのびた者も生き残った者もなく わたしが養い育てた子らは ことごとく敵に滅ぼされてしまいました。

詩篇 30:1  賛歌。神殿奉献の歌。ダビデの詩。
30:2 主よ、あなたをあがめます。あなたは敵を喜ばせることなく わたしを引き上げてくださいました。
30:3 わたしの神、主よ、叫び求めるわたしを あなたは癒してくださいました。
30:4 主よ、あなたはわたしの魂を陰府から引き上げ 墓穴に下ることを免れさせ わたしに命を得させてくださいました。
30:5 主の慈しみに生きる人々よ 主に賛美の歌をうたい 聖なる御名を唱え、感謝をささげよ。
30:6 ひととき、お怒りになっても 命を得させることを御旨としてくださる。泣きながら夜を過ごす人にも 喜びの歌と共に朝を迎えさせてくださる。
30:7 平穏なときには、申しました 「わたしはとこしえに揺らぐことがない」と。
30:8 主よ、あなたが御旨によって 砦の山に立たせてくださったからです。しかし、御顔を隠されると わたしはたちまち恐怖に陥りました。
30:9 主よ、わたしはあなたを呼びます。主に憐れみを乞います。
30:10 わたしが死んで墓に下ることに 何の益があるでしょう。塵があなたに感謝をささげ あなたのまことを告げ知らせるでしょうか。
30:11 主よ、耳を傾け、憐れんでください。主よ、わたしの助けとなってください。
30:12 あなたはわたしの嘆きを踊りに変え 粗布を脱がせ、喜びを帯としてくださいました。
30:13 わたしの魂があなたをほめ歌い 沈黙することのないようにしてくださいました。わたしの神、主よ とこしえにあなたに感謝をささげます。

ルカ 4:31 イエスはガリラヤの町カファルナウムに下って、安息日には人々を教えておられた。
4:32 人々はその教えに非常に驚いた。その言葉には権威があったからである。
4:33 ところが会堂に、汚れた悪霊に取りつかれた男がいて、大声で叫んだ。
4:34 「ああ、ナザレのイエス、かまわないでくれ。我々を滅ぼしに来たのか。正体は分かっている。神の聖者だ。」
4:35 イエスが、「黙れ。この人から出て行け」とお叱りになると、悪霊はその男を人々の中に投げ倒し、何の傷も負わせずに出て行った。
4:36 人々は皆驚いて、互いに言った。「この言葉はいったい何だろう。権威と力とをもって汚れた霊に命じると、出て行くとは。」
4:37 こうして、イエスのうわさは、辺り一帯に広まった。

イエス様がガリラヤの町カファルナウムの会堂で安息日に人々を教えておられた時、悪霊にとりつかれた男が「ああ、ナザレのイエス、かまわないでくれ。我々を滅ぼしに来たのか。正体は分かっている。神の聖者だ。」と叫んだと記されている。
そしてイエス様はこの男から悪霊を追い出し、癒してあげられたのである。
このことから、悪霊はイエス様のことを知っているし、イエス様には絶対にかなわないことも知っている、だから、イエス様には近づいて欲しくない、ということなどが分かる。
つまり、悪霊はイエス様のことが嫌いなのだ。
そのことが分かっていれば、我々がどうすべきかは明確である。
常にイエス様の御名を呼び、イエス様が共にいて下さることを信じて生きることである。
イエス様の御名をほめたたえるところに、悪霊は近づくことができないからである。
イエス様は、人をも滅ぼすことのできる罪と死から命がけで十字架の贖いによって救って下さったお方である。
悪霊の力などより、人間の罪や死の方が重く、打ち負かすことが困難だからこそ、イエス様は自らの命をかけてそれに勝利して下さったのである。
悪霊など、イエス様はお言葉一つで追い出すこともできたのだから、イエス様の御名をほめたたえていれば、ことさらに恐れることもでもない。
本当に恐れるべきことは、イエス様を忘れたり、イエス様など必要ないなどと思って生きて行くことであろう。
イエス様は私にとって必要なお方、かけがえのないお方、唯一の救い主、真の神、主である。
常にそのような心を持って歩んで行きたいものである。

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