イザヤ 60:1 起きよ、光を放て。あなたを照らす光は昇り 主の栄光はあなたの上に輝く。
60:2 見よ、闇は地を覆い 暗黒が国々を包んでいる。しかし、あなたの上には主が輝き出で 主の栄光があなたの上に現れる。
60:3 国々はあなたを照らす光に向かい 王たちは射し出でるその輝きに向かって歩む。
60:4 目を上げて、見渡すがよい。みな集い、あなたのもとに来る。息子たちは遠くから 娘たちは抱かれて、進んで来る。
60:5 そのとき、あなたは畏れつつも喜びに輝き おののきつつも心は晴れやかになる。海からの宝があなたに送られ 国々の富はあなたのもとに集まる。
60:6 らくだの大群 ミディアンとエファの若いらくだが あなたのもとに押し寄せる。シェバの人々は皆、黄金と乳香を携えて来る。こうして、主の栄誉が宣べ伝えられる。

詩篇 72:1  ソロモンの詩。 神よ、あなたによる裁きを、王に あなたによる恵みの御業を、王の子に お授けください。
72:2 王が正しくあなたの民の訴えを取り上げ あなたの貧しい人々を裁きますように。
72:3 山々が民に平和をもたらし 丘が恵みをもたらしますように。
72:4 王が民を、この貧しい人々を治め 乏しい人の子らを救い 虐げる者を砕きますように。
72:10 タルシシュや島々の王が献げ物を シェバやセバの王が貢ぎ物を納めますように。
72:11 すべての王が彼の前にひれ伏し すべての国が彼に仕えますように。
72:12 王が助けを求めて叫ぶ乏しい人を 助けるものもない貧しい人を救いますように。
72:13 弱い人、乏しい人を憐れみ 乏しい人の命を救い
72:14 不法に虐げる者から彼らの命を贖いますように。王の目に彼らの血が貴いものとされますように。

エフェソ 3:1 こういうわけで、あなたがた異邦人のためにキリスト・イエスの囚人となっているわたしパウロは……。
3:2 あなたがたのために神がわたしに恵みをお与えになった次第について、あなたがたは聞いたにちがいありません。
3:3 初めに手短に書いたように、秘められた計画が啓示によってわたしに知らされました。
3:4 あなたがたは、それを読めば、キリストによって実現されるこの計画を、わたしがどのように理解しているかが分かると思います。
3:5 この計画は、キリスト以前の時代には人の子らに知らされていませんでしたが、今や”霊”によって、キリストの聖なる使徒たちや預言者たちに啓示されました。
3:6 すなわち、異邦人が福音によってキリスト・イエスにおいて、約束されたものをわたしたちと一緒に受け継ぐ者、同じ体に属する者、同じ約束にあずかる者となるということです。
3:7 神は、その力を働かせてわたしに恵みを賜り、この福音に仕える者としてくださいました。
3:8 この恵みは、聖なる者たちすべての中で最もつまらない者であるわたしに与えられました。わたしは、この恵みにより、キリストの計り知れない富について、異邦人に福音を告げ知らせており、
3:9 すべてのものをお造りになった神の内に世の初めから隠されていた秘められた計画が、どのように実現されるのかを、すべての人々に説き明かしています。
3:10 こうして、いろいろの働きをする神の知恵は、今や教会によって、天上の支配や権威に知らされるようになったのですが、
3:11 これは、神がわたしたちの主キリスト・イエスによって実現された永遠の計画に沿うものです。
3:12 わたしたちは主キリストに結ばれており、キリストに対する信仰により、確信をもって、大胆に神に近づくことができます。

マタイ 2:1 イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、
2:2 言った。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」
2:3 これを聞いて、ヘロデ王は不安を抱いた。エルサレムの人々も皆、同様であった。
2:4 王は民の祭司長たちや律法学者たちを皆集めて、メシアはどこに生まれることになっているのかと問いただした。
2:5 彼らは言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者がこう書いています。
2:6 『ユダの地、ベツレヘムよ、お前はユダの指導者たちの中で 決していちばん小さいものではない。お前から指導者が現れ、わたしの民イスラエルの牧者となるからである。』」
2:7 そこで、ヘロデは占星術の学者たちをひそかに呼び寄せ、星の現れた時期を確かめた。
2:8 そして、「行って、その子のことを詳しく調べ、見つかったら知らせてくれ。わたしも行って拝もう」と言ってベツレヘムへ送り出した。
2:9 彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。
2:10 学者たちはその星を見て喜びにあふれた。
2:11 家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。
2:12 ところが、「ヘロデのところへ帰るな」と夢でお告げがあったので、別の道を通って自分たちの国へ帰って行った。

本日は顕現日となっており、異邦人にも主の救いがあきらかにされたことに関する箇所が日課となっている。
生まれて間もない幼子イエス様を訪問した占星術の学者たちは、東方からやってきた、いわゆる異邦人であった。
当然、彼らには旧約聖書の知識など、ほとんど無かったであろう。
けれども、そんな異邦人にも主の救いがあらわされたのである。
我々日本人も、ほとんどの人が聖書のことなどほとんど何も知らない異邦人である。
けれども、そんな日本人にも主の救いはあらわされている。
かつて、エコノミックアニマルなどと称し、お金のことしか頭にないと言われていたような日本人も、今ではかつてのような豊かさもなく、徐々に貧困も増え広がっている。
豊かな時には全く関心の無かった救いの言葉も、状況が変わると、また必要とする人が増えてくるかもしれない。
占星術の学者たちは、比較的豊かな人たちだったのかもしれないが、研究に没頭している人は、豊かさより真実を知ろうと優先してしまうため、どちらかと言うと貧しくなりがちであろう。

詩篇 72:10 タルシシュや島々の王が献げ物を シェバやセバの王が貢ぎ物を納めますように。
72:11 すべての王が彼の前にひれ伏し すべての国が彼に仕えますように。
72:12 王が助けを求めて叫ぶ乏しい人を 助けるものもない貧しい人を救いますように。
72:13 弱い人、乏しい人を憐れみ 乏しい人の命を救い
72:14 不法に虐げる者から彼らの命を贖いますように。王の目に彼らの血が貴いものとされますように。

豊かな人たちが喜んで捧げ、弱く貧しい人たちが豊かな恵みのうちに喜んで生きられる、そんな平和な世界となりますように。

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