箴言 1:1 イスラエルの王、ダビデの子、ソロモンの箴言。
1:2 これは知恵と諭しをわきまえ 分別ある言葉を理解するため
1:3 諭しを受け入れて 正義と裁きと公平に目覚めるため。
1:4 未熟な者に熟慮を教え 若者に知識と慎重さを与えるため。
1:5 これに聞き従えば、賢人もなお説得力を加え 聡明な人も指導力を増すであろう。
1:6 また、格言、寓話 賢人らの言葉と謎を理解するため。
1:7 主を畏れることは知恵の初め。無知な者は知恵をも諭しをも侮る。
詩篇 148:1 ハレルヤ。天において主を賛美せよ。高い天で主を賛美せよ。
148:2 御使いらよ、こぞって主を賛美せよ。主の万軍よ、こぞって主を賛美せよ。
148:3 日よ、月よ主を賛美せよ。輝く星よ主を賛美せよ。
148:4 天の天よ 天の上にある水よ主を賛美せよ。
148:5 主の御名を賛美せよ。主は命じられ、すべてのものは創造された。
148:6 主はそれらを世々限りなく立て 越ええない掟を与えられた。
148:7 地において主を賛美せよ。海に住む竜よ、深淵よ
148:8 火よ、雹よ、雪よ、霧よ 御言葉を成し遂げる嵐よ
148:9 山々よ、すべての丘よ 実を結ぶ木よ、杉の林よ
148:10 野の獣よ、すべての家畜よ 地を這うものよ、翼ある鳥よ
148:11 地上の王よ、諸国の民よ 君主よ、地上の支配者よ
148:12 若者よ、おとめよ 老人よ、幼子よ。
148:13 主の御名を賛美せよ。主の御名はひとり高く 威光は天地に満ちている。
148:14 主は御自分の民の角を高く上げてくださる。それは主の慈しみに生きるすべての人の栄誉。主に近くある民、イスラエルの子らよ。ハレルヤ。
ヤコブ 3:13 あなたがたの中で、知恵があり分別があるのはだれか。その人は、知恵にふさわしい柔和な行いを、立派な生き方によって示しなさい。
3:14 しかし、あなたがたは、内心ねたみ深く利己的であるなら、自慢したり、真理に逆らってうそをついたりしてはなりません。
3:15 そのような知恵は、上から出たものではなく、地上のもの、この世のもの、悪魔から出たものです。
3:16 ねたみや利己心のあるところには、混乱やあらゆる悪い行いがあるからです。
3:17 上から出た知恵は、何よりもまず、純真で、更に、温和で、優しく、従順なものです。憐れみと良い実に満ちています。偏見はなく、偽善的でもありません。
3:18 義の実は、平和を実現する人たちによって、平和のうちに蒔かれるのです。
主を畏れることは知恵の初め。無知な者は知恵をも諭しをも侮る。
聖書には、主なる神を知る事こそがまことの知恵であると語る。
どんなに思慮深く、豊富な知識を蓄え、聡明な考えができたとしても、この世界を誰が造り、命は誰が与えられたのかを知っていなければ、全てが無意味である。
人が生きているのも単なる偶然ではない。
そこに生きていなければならない必然があったからこそ、私たちは生まれ、そして生きている。
そのことを知る者は、神を畏れることを知っているし、自分自身が神ではないことを知っている。
きっとそれだけでも十分なのだろう。
もちろん、多くの働きや、愛に満ちた業などが果たせればいいが、たとえそうでなくても、まずは主にあって生かされている事を知り、喜びと感謝のうちに日々を生きていくのなら、きっとそこに多くの幸いと平安が訪れるだろう。
世界は自分のために存在しているかのように振舞えば、ただの自己中心的な哀れな生き方となってしまうが、私たちが生きていくために神はこの世界を創造されたのだということを知りつつ生きようとするならば、本当の意味でこの世界が私たちのために存在していることもわかるだろうし、豊かな恵みの中に生きる幸いを知ることになるだろう。
自己中心的な考えから、神中心の考えに生きるよう、主なる神は私たちを贖い、神のものとして生きる幸いへと導いて下さるのである。