エゼキエル 33:1 主の言葉がわたしに臨んだ。
33:2 「人の子よ、あなたの同胞に語りかけ、彼らに言いなさい。わたしがある国に向かって剣を送るとき、その国の民は彼らの中から一人の人を選んで見張りとする。
33:3 彼は剣が国に向かって臨むのを見ると、角笛を吹き鳴らして民に警告する。
33:4 角笛の音を聞いた者が、聞いていながら警告を受け入れず、剣が彼に臨んで彼を殺したなら、血の責任は彼自身にある。
33:5 彼は角笛の音を聞いても警告を受け入れなかったのだから、血の責任は彼にある。彼が警告を受け入れていれば、自分の命を救いえたはずである。
33:6 しかし、見張りが、剣の臨むのを見ながら、角笛を吹かず、民が警告を受けぬままに剣が臨み、彼らのうちから一人の命でも奪われるなら、たとえその人は自分の罪のゆえに死んだとしても、血の責任をわたしは見張りの手に求める。
詩篇 119:33 主よ、あなたの掟に従う道を示してください。最後までそれを守らせてください。
119:34 あなたの律法を理解させ、保たせてください。わたしは心を尽くしてそれを守ります。
119:35 あなたの戒めに従う道にお導きください。わたしはその道を愛しています。
119:36 不当な利益にではなく あなたの定めに心を傾けるようにしてください。
119:37 むなしいものを見ようとすることから わたしのまなざしを移してください。あなたの道に従って 命を得ることができますように。
119:38 あなたの僕に対して、仰せを成就してください。わたしはあなたを畏れ敬います。
119:39 わたしの恐れる辱めが わたしを避けて行くようにしてください。あなたは良い裁きをなさいます。
119:40 御覧ください わたしはあなたの命令を望み続けています。恵みの御業によって 命を得させてください。
マタイ 23:29 律法学者たちとファリサイ派の人々、あなたたち偽善者は不幸だ。預言者の墓を建てたり、正しい人の記念碑を飾ったりしているからだ。
23:30 そして、『もし先祖の時代に生きていても、預言者の血を流す側にはつかなかったであろう』などと言う。
23:31 こうして、自分が預言者を殺した者たちの子孫であることを、自ら証明している。
23:32 先祖が始めた悪事の仕上げをしたらどうだ。
23:33 蛇よ、蝮の子らよ、どうしてあなたたちは地獄の罰を免れることができようか。
23:34 だから、わたしは預言者、知者、学者をあなたたちに遣わすが、あなたたちはその中のある者を殺し、十字架につけ、ある者を会堂で鞭打ち、町から町へと追い回して迫害する。
23:35 こうして、正しい人アベルの血から、あなたたちが聖所と祭壇の間で殺したバラキアの子ゼカルヤの血に至るまで、地上に流された正しい人の血はすべて、あなたたちにふりかかってくる。
23:36 はっきり言っておく。これらのことの結果はすべて、今の時代の者たちにふりかかってくる。」
エゼキエル書の箇所では、見張りの人が警告をして、その警告に民が耳を傾けないのなら、民の責任であるけれども、見張り人が危機の訪れを察知していながら、それを警告しないのなら、見張り人の責任であると語られている。
御言葉を託された人には、それを語り伝える責任があるし、その責任は大きいだろう。
しかし、その御言葉を聞く人にも、聞いて従う責任がある。
御言葉を語る者、すなわち預言者らを迫害する者は、自ら神の言葉を聞く機会を損なっていることになり、その咎は大きい。
まだ御言葉を聞いても知らぬ顔をしている人の方がましかもしれない。
御言葉を語る預言者とて、一人の人間である。
不完全なところもあろうし、いつでも完璧な言葉を語れるわけでもないだろう。
御言葉を語る人たちの状態が健全に保たれていれば、きっと与えられた責務を忠実に全うしようとしてくれるだろうし、巡り巡って、御言葉を聞く者にも祝福が及んでいくはずである。
神の言葉を語る働きに携わる全ての方々を、尊敬の念を持って敬えとまではいかないにしても、できる限りの感謝を持ってサポートして欲しいと切に願う。
明日の聖日、すべての教会の働きが祝福されるように。
御言葉を語る働きに携わる方々が豊かに用いられ、御言葉を聞く全ての人に主の豊かな祝福があるように。