エレミヤ 15:10 ああ、わたしは災いだ。わが母よ、どうしてわたしを産んだのか。国中でわたしは争いの絶えぬ男 いさかいの絶えぬ男とされている。わたしはだれの債権者になったことも だれの債務者になったこともないのに だれもがわたしを呪う。
15:11 主よ、わたしは敵対する者のためにも 幸いを願い 彼らに災いや苦しみの襲うとき あなたに執り成しをしたではありませんか。
15:12 鉄は砕かれるだろうか 北からの鉄と青銅は。
15:13 わたしはお前の富と宝を お前のあらゆる罪の報いとして 至るところで、敵の奪うにまかせる。
15:14 また、お前を敵の奴隷とし お前の知らない国に行かせる。わたしの怒りによって火が点じられ お前たちに対して燃え続ける。
詩篇 26:1 ダビデの詩。 主よ、あなたの裁きを望みます。わたしは完全な道を歩いてきました。主に信頼して、よろめいたことはありません。
26:2 主よ、わたしを調べ、試み はらわたと心を火をもって試してください。
26:3 あなたの慈しみはわたしの目の前にあり あなたのまことに従って歩き続けています。
26:4 偽る者と共に座らず 欺く者の仲間に入らず
26:5 悪事を謀る者の集いを憎み 主に逆らう者と共に座ることをしません。
26:6 主よ、わたしは手を洗って潔白を示し あなたの祭壇を廻り
26:7 感謝の歌声を響かせ 驚くべき御業をことごとく語り伝えます。
26:8 主よ、あなたのいます家 あなたの栄光の宿るところをわたしは慕います。
26:9 わたしの魂を罪ある者の魂と共に わたしの命を流血を犯す者の命と共に 取り上げないでください。
26:10 彼らの手は汚れた行いに馴れ その右の手には奪った物が満ちています。
26:11 わたしは完全な道を歩きます。わたしを憐れみ、贖ってください。
26:12 わたしの足はまっすぐな道に立っています。聖歌隊と共にわたしは主をたたえます。
マタイ 8:14 イエスはペトロの家に行き、そのしゅうとめが熱を出して寝込んでいるのを御覧になった。
8:15 イエスがその手に触れられると、熱は去り、しゅうとめは起き上がってイエスをもてなした。
8:16 夕方になると、人々は悪霊に取りつかれた者を大勢連れて来た。イエスは言葉で悪霊を追い出し、病人を皆いやされた。
8:17 それは、預言者イザヤを通して言われていたことが実現するためであった。「彼はわたしたちの患いを負い、わたしたちの病を担った。」
イエス様は、多くの病に苦しんでいる人たちを癒してあげられた。
しかし、その癒しについては、イザヤ書に語られているように、イエス様がそれらの病をも引き受けられたようなものであると語られているのである。
その最たるものは、私たちの受けるべき罪の裁きである死を、十字架において一手に引き受けて下さったことであると言えよう。
だから、イエス様に祈る時には、何を祈ってもいいけれども、そのことを思い出し、安易に祈るのではなく、真剣な思いで祈りたい。
私たちのためにとりなして下さる方が、私たちのために苦しまれた事は、申し訳ないようであるけれども、だからこそ有難いことであるし、そこに本当の救いがあるということを覚えたいものである。
イザヤ 53:4 彼が担ったのはわたしたちの病 彼が負ったのはわたしたちの痛みであったのに わたしたちは思っていた 神の手にかかり、打たれたから 彼は苦しんでいるのだ、と。
53:5 彼が刺し貫かれたのは わたしたちの背きのためであり 彼が打ち砕かれたのは わたしたちの咎のためであった。彼の受けた懲らしめによって わたしたちに平和が与えられ 彼の受けた傷によって、わたしたちはいやされた。
53:6 わたしたちは羊の群れ 道を誤り、それぞれの方角に向かって行った。そのわたしたちの罪をすべて 主は彼に負わせられた。
53:7 苦役を課せられて、かがみ込み 彼は口を開かなかった。屠り場に引かれる小羊のように 毛を切る者の前に物を言わない羊のように 彼は口を開かなかった。
53:8 捕らえられ、裁きを受けて、彼は命を取られた。彼の時代の誰が思い巡らしたであろうか わたしの民の背きのゆえに、彼が神の手にかかり 命ある者の地から断たれたことを。