ルカ 12:1 とかくするうちに、数えきれないほどの群衆が集まって来て、足を踏み合うほどになった。イエスは、まず弟子たちに話し始められた。「ファリサイ派の人々のパン種に注意しなさい。それは偽善である。
12:2 覆われているもので現されないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはない。
12:3 だから、あなたがたが暗闇で言ったことはみな、明るみで聞かれ、奥の間で耳にささやいたことは、屋根の上で言い広められる。」

防犯カメラやドライブレコーダー、あるいは、スマホの録画や録音などの機能によって、これまでなら見逃されてきた犯罪や、犯罪に匹敵するような行為についても明らかにされることが多くなってきた。
とは言え、田舎や人けの少ないところでは、まだまだ悪行が明らかにされないまま見過ごされてしまう事も多い。
ましてやイエス様の時代、すべてを明らかにするといったことは、よほど多くの証人がいない限り、難しい面もあったことであろう。
それでもイエス様は、あなたがたが暗闇で言ったことも、やがて明るみに出されてしまうと語られている。
それは、神の御前には、全てが明らかであるということも踏まえてのことであろう。
誰にも見られていないし、誰にも知られていないから大丈夫だと思っていても、神の前には全てが明らかである。
それは恐ろしいことでもあるが、幸いなことでもある。
弱さも愚かさも、傷つけたことも、傷つけられことも、全てを神はご存知である。
そのような信仰の中、平安に歩んでいきたいものである。

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