ルカ 9:46 弟子たちの間で、自分たちのうちだれがいちばん偉いかという議論が起きた。
9:47 イエスは彼らの心の内を見抜き、一人の子供の手を取り、御自分のそばに立たせて、
9:48 言われた。「わたしの名のためにこの子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。わたしを受け入れる者は、わたしをお遣わしになった方を受け入れるのである。あなたがた皆の中で最も小さい者こそ、最も偉い者である。」
「大人げない」という言葉がある。
紳士的に物事を考えたり、行動できず、わがままで、自己中心的な言動をしている人などのことを言う場合が多い。
子どもを受け入れるのは、そんなに難しいことではないが、大人げない人を受け入れるのは、もっと難しい。
大人の対応を期待してしまうからであろう。
では、大人の対応とは何か。
案外、基準はあやふやであり、自分の考えに合致しない場合などにたいして「大人げない」などと思っていたりするのではないだろうか。
結局、相手を受け入れていない自分が一番「大人げない」ものであり、そんな我々を受け入れて下さるイエス様こそ、大人である、ということなのかもしれない。
それゆえ、イエス様に受け入れてもらっていることを受け入れた者は、「大人げない」最も小さなものでありつつ、「神の子」として、最も偉い者とみなしていただけるのである。