ルカ 9:7 ところで、領主ヘロデは、これらの出来事をすべて聞いて戸惑った。というのは、イエスについて、「ヨハネが死者の中から生き返ったのだ」と言う人もいれば、
9:8 「エリヤが現れたのだ」と言う人もいて、更に、「だれか昔の預言者が生き返ったのだ」と言う人もいたからである。
9:9 しかし、ヘロデは言った。「ヨハネなら、わたしが首をはねた。いったい、何者だろう。耳に入ってくるこんなうわさの主は。」そして、イエスに会ってみたいと思った。

ヘロデはイエス様の噂を聞いて会ってみたいと思ったと言う。
もしかしたら、自分が殺したヨハネが生きかえったのかと考えたのかもしれない。
興味本位でイエス様に会ってみたいと考えるほど、神をも恐れぬ者であったと言えるかもしれない。
しかし、彼はヨハネを殺していることから、ある面では預言者を恐れていたことも事実であろう。
そう考えると、ヘロデは、神を恐れていたのではなく、ただ信じていなかったということであろう。
神を恐れることと、神を信じることとは、似ているようで異なっている。
神を恐れることの中に、神を信じる部分もあり、神を信じることの中に、神を恐れる部分もある。
大切なことは、正しく神を恐れ、安心して神を信じること。
神は、私の全ての罪を徹底的に贖い、救いの恵みを無償で与えて下さるお方であり、恐ろしい方ではないが、おそるべき方、そして、安心して信頼してもよいお方、なのである。

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