ルカ 23:39 十字架にかけられていた犯罪人の一人が、イエスをののしった。「お前はメシアではないか。自分自身と我々を救ってみろ。」
23:40 すると、もう一人の方がたしなめた。「お前は神をも恐れないのか、同じ刑罰を受けているのに。
23:41 我々は、自分のやったことの報いを受けているのだから、当然だ。しかし、この方は何も悪いことをしていない。」
23:42 そして、「イエスよ、あなたの御国においでになるときには、わたしを思い出してください」と言った。
23:43 するとイエスは、「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」と言われた。

聖書に登場する人物の中で、最も絶望的な人の一人であり、同時に、彼に対するイエス様の言葉は、最も慰めを頂くことのできる言葉の一つなのではないかと思う。
人は本当に絶望した時にこそ、神を必要とする。
絶望を味わった事のない人は、なかなか本当の神の存在を見いだせないのかもしれない。
だからと言って、全ての人が一度は絶望するべきとは思わないが、この人に救いがあるからこそ、我々の救いも確実なのだと思わされる。
だから、慰められるのである。

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