マルコ 13:14 「憎むべき破壊者が立ってはならない所に立つのを見たら――読者は悟れ――、そのとき、ユダヤにいる人々は山に逃げなさい。
13:15 屋上にいる者は下に降りてはならない。家にある物を何か取り出そうとして中に入ってはならない。
13:16 畑にいる者は、上着を取りに帰ってはならない。
13:17 それらの日には、身重の女と乳飲み子を持つ女は不幸だ。
13:18 このことが冬に起こらないように、祈りなさい。
13:19 それらの日には、神が天地を造られた創造の初めから今までなく、今後も決してないほどの苦難が来るからである。
13:20 主がその期間を縮めてくださらなければ、だれ一人救われない。しかし、主は御自分のものとして選んだ人たちのために、その期間を縮めてくださったのである。
13:21 そのとき、『見よ、ここにメシアがいる』『見よ、あそこだ』と言う者がいても、信じてはならない。
13:22 偽メシアや偽預言者が現れて、しるしや不思議な業を行い、できれば、選ばれた人たちを惑わそうとするからである。
13:23 だから、あなたがたは気をつけていなさい。一切の事を前もって言っておく。」
世の終わりに関する記述は、多少ではあるが恐れや不安を抱かせるものが多い。
ただ、イエス様も仰せられているように、これら一切のことは、前もって告げられているだけ、そのための準備や心構えを整えておくことができるため、あらかじめ告げられるということはありがたいことである。
終わりの時が来るのは避けられないが、備えておくことができる分だけ、恐れや不安も和らぐということであろう。
一方、終わりの時には、当然、信じる者の救いも完成する。
信じる者の救いの約束もまた、前もって語られ、既に我々のものとなっているという事実を心に留めておきたいものである。
恐れることなく、信じて期待して歩む者でありたい。