ルカ 22:24 また、使徒たちの間に、自分たちのうちでだれがいちばん偉いだろうか、という議論も起こった。
22:25 そこで、イエスは言われた。「異邦人の間では、王が民を支配し、民の上に権力を振るう者が守護者と呼ばれている。
22:26 しかし、あなたがたはそれではいけない。あなたがたの中でいちばん偉い人は、いちばん若い者のようになり、上に立つ人は、仕える者のようになりなさい。
22:27 食事の席に着く人と給仕する者とは、どちらが偉いか。食事の席に着く人ではないか。しかし、わたしはあなたがたの中で、いわば給仕する者である。
22:28 あなたがたは、わたしが種々の試練に遭ったとき、絶えずわたしと一緒に踏みとどまってくれた。
22:29 だから、わたしの父がわたしに支配権をゆだねてくださったように、わたしもあなたがたにそれをゆだねる。
22:30 あなたがたは、わたしの国でわたしの食事の席に着いて飲み食いを共にし、王座に座ってイスラエルの十二部族を治めることになる。」
昨日、新聞の記事で、アメリカのトランプ大統領と仕事を共にしたことのある人が、彼の行動パターンや政治手法について語っている記事があり、興味深く読んだ。
それによると、トランプ大統領には、AとZしかないのだという。
まず、何等か指示(あるいは思い付き?)があり、あとは結果にしか興味を持たないのだそうだ。
その間にある様々な交渉事などには一切かかわらないという。
そして、思うような結果にならなかった時は、責任者をクビにするのだという。
恐ろしいというか。まるで自分が神かなにかのように考えているのかもしれない。
神といえば、聖書において主なる神様は「わたしはアルファでありオメガである」と語られている箇所がある。
一見、AとZしかないという表現と似ているように見えるが、聖書の神は、この世界を創造してから、ほったらかしにしているんどえはなく、常に共にいて下さり、人となって十字架の生涯を歩み、人として死に、そしてよみがえられたお方である。
その後も、我々を捨てて孤児にはしないと約束し、今も我々と共に歩んで下さるお方である、と約束されている。
全ての責任を背負って下さるお方なのだ。
そういうお方こそ、真の神であろう。
しかも、そのお方は、あまりにも身勝手で無責任な王のようにふるまう人間を救おうとされているのである。
地上の王に振り回されることなく、しっかりと真の王を見上げていきたいものである。