2テモテ 3:1 しかし、終わりの時には困難な時期が来ることを悟りなさい。
3:2 そのとき、人々は自分自身を愛し、金銭を愛し、ほらを吹き、高慢になり、神をあざけり、両親に従わず、恩を知らず、神を畏れなくなります。
3:3 また、情けを知らず、和解せず、中傷し、節度がなく、残忍になり、善を好まず、
3:4 人を裏切り、軽率になり、思い上がり、神よりも快楽を愛し、
3:5 信心を装いながら、その実、信心の力を否定するようになります。こういう人々を避けなさい。
3:6 彼らの中には、他人の家に入り込み、愚かな女どもをたぶらかしている者がいるのです。彼女たちは罪に満ち、さまざまの情欲に駆り立てられており、
3:7 いつも学んでいながら、決して真理の認識に達することができません。
3:8 ヤンネとヤンブレがモーセに逆らったように、彼らも真理に逆らっています。彼らは精神の腐った人間で、信仰の失格者です。
3:9 しかし、これ以上はびこらないでしょう。彼らの無知がすべての人々にあらわになるからです。ヤンネとヤンブレの場合もそうでした。
今の時代を反映したみ言葉のように思う。
一国の指導者らは、国民のためだと口では言うが、結局は金持ちや大企業の言いなりで、全ては利益追求の目的のために行われているように見える。
こんな時代を、なんとか変えていくためにはどうすれば良いか、一人一人が声をあげ、みなが一致協力していけば良いのか。
それもまた違うように思う。
サッカーのW杯で、日本のサポーターらがゴミ拾いをして賞賛されていると言われる一方、渋谷の人ごみではスリや痴漢が多発、そして彼らが去った後はゴミでいっぱいだという。
結局は、みな自分勝手で自己都合で生きているのに、一方で、得体のしれないナショナリズムのようなものに踊らされていく。
愛の冷えた時代なのに、一方で、得体のしれないナショナリズムのようなものに人は熱狂していく。
これからこの世界はどんな風になっていくのか心配になる時もあるが、9節には「これ以上はびこらない」とも語られており、愛のない、真理に背く行動は、多くの人の目にさらされていくことになるのであろう。
どんなに一部の人間が富や権力を用いて世界を動かそうと企んでも、人の心までは支配できないし、神のみ旨まで変えることはできない。
そして、ついに人は神を求めるところへと導かれていく。
少なくとも私はそう信じたい。