1コリント 3:1 兄弟たち、わたしはあなたがたには、霊の人に対するように語ることができず、肉の人、つまり、キリストとの関係では乳飲み子である人々に対するように語りました。
3:2 わたしはあなたがたに乳を飲ませて、固い食物は与えませんでした。まだ固い物を口にすることができなかったからです。いや、今でもできません。
3:3 相変わらず肉の人だからです。お互いの間にねたみや争いが絶えない以上、あなたがたは肉の人であり、ただの人として歩んでいる、ということになりはしませんか。
3:4 ある人が「わたしはパウロにつく」と言い、他の人が「わたしはアポロに」などと言っているとすれば、あなたがたは、ただの人にすぎないではありませんか。
3:5 アポロとは何者か。また、パウロとは何者か。この二人は、あなたがたを信仰に導くためにそれぞれ主がお与えになった分に応じて仕えた者です。
3:6 わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。
3:7 ですから、大切なのは、植える者でも水を注ぐ者でもなく、成長させてくださる神です。
3:8 植える者と水を注ぐ者とは一つですが、それぞれが働きに応じて自分の報酬を受け取ることになります。
3:9 わたしたちは神のために力を合わせて働く者であり、あなたがたは神の畑、神の建物なのです。
最近、乳幼児の子育て中の家族がいらしていて、かわいらしい子供たちの姿を見ながら、自分の子育て中のことなどを思い出す。
今の時代は、離乳食など、市販のものが充実していて、グルメな商品も数多くあるようだが、我が家では、すり鉢一つで何でもお湯を足してすりつぶして食べさせていた。
子供らも成長し、相変わらず、固いものは食べていないのかもしれないけれど、乳飲み子に対する親の愛情は、今も変わらず子供たちに注がれている。
いつの日か、彼らが親の世代になった時、その愛情の豊かさを思い知ることになれば良いと思うし、次の世代へ、受け継がれていくならば、それで十分。
人が成長していくスピードはゆっくりである。
何度も同じことを繰り返しているように思うときがあるかもしれないけれど、焦らず、じっくりと、同じことを何度も繰り返すことがあっても、おなじ愛の心を持って接していける者でありたい。
人の目には成長はゆっくりでも、神がそれを導いて下さることを信じつつ。