マタイ 5:17 「わたしが来たのは律法や預言者を廃止するためだ、と思ってはならない。廃止するためではなく、完成するためである。
5:18 はっきり言っておく。すべてのことが実現し、天地が消えうせるまで、律法の文字から一点一画も消え去ることはない。
5:19 だから、これらの最も小さな掟を一つでも破り、そうするようにと人に教える者は、天の国で最も小さい者と呼ばれる。しかし、それを守り、そうするように教える者は、天の国で大いなる者と呼ばれる。
5:20 言っておくが、あなたがたの義が律法学者やファリサイ派の人々の義にまさっていなければ、あなたがたは決して天の国に入ることができない。」
聖書が書かれたヘブル語には、文字通り、一点一画だけの文字もあり、スペルや発音が違うだけで全く意味が違ったりする。
そのような言葉が少しも間違うことなく、あるいは、廃れることもなく実現していくということは、驚くべきことであろう。
時々古い時代の聖書の写本が発見されたというニュースを聞くことがあるが、どれも驚くほどに正確に複写され、時代を超えて神の御言葉が語り継がれてきたそうである。
ふと自分を顧みて、どうだろう。
どれほど正確に、忠実に聖書の御言葉に取り組んでいるだろうか。
書類が簡単にコピーできたり、情報が簡単に流布する時代にあって、逆に物事の真偽があいまいになっているように思う。
情報があふれる時代だからこそ、神の御言葉に正確に、忠実に聞き、そして、語りついでいけるように心がけていきたいものである。
神の御言葉にこそ、力があり、救いがある。