創世記 36:20 この土地に住むフリ人セイルの息子たちは、ロタン、ショバル、ツィブオン、アナ、
36:21 ディション、エツェル、ディシャンである。これらは、エドム地方に住むセイルの息子で、フリ人の首長たちである。
36:22 ロタンの息子たちは、ホリとヘマムであり、ロタンの妹がティムナである。
36:23 ショバルの息子たちは、アルワン、マナハト、エバル、シェフォ、オナムである。
36:24 ツィブオンの息子たちは、アヤとアナである。アナは父ツィブオンのろばを飼っていたとき、荒れ野で泉を発見した人である。
36:25 アナの子供たちは、ディションとアナの娘オホリバマである。
36:26 ディションの息子たちは、ヘムダン、エシュバン、イトラン、ケランである。
36:27 エツェルの息子たちは、ビルハン、ザアワン、アカンである。
36:28 ディシャンの息子たちは、ウツとアランである。
36:29 フリ人の首長は次のとおりである。首長ロタン、首長ショバル、首長ツィブオン、首長アナ、
36:30 首長ディション、首長エツェル、首長ディシャン。以上がフリ人の首長であり、セイル地方に住むそれぞれの首長であった。
36:31 イスラエルの人々を治める王がまだいなかった時代に、エドム地方を治めていた王たちは次のとおりである。
36:32 エドムで治めていたのは、ベオルの息子ベラであり、その町の名はディンハバといった。
36:33 ベラが死んで、代わりに王となったのは、ボツラ出身でゼラの息子ヨバブである。
36:34 ヨバブが死んで、代わりに王となったのは、テマン人の土地から出たフシャムである。
36:35 フシャムが死んで代わりに王となったのは、ベダドの息子ハダドであり、モアブの野でミディアン人を撃退した人である。その町の名はアビトといった。
36:36 ハダドが死んで代わりに王となったのは、マスレカ出身のサムラである。
36:37 サムラが死んで代わりに王となったのは、ユーフラテス川のレホボト出身のシャウルである。
36:38 シャウルが死んで、代わりに王となったのは、アクボルの息子バアル・ハナンである。
36:39 アクボルの息子バアル・ハナンが死んで代わりに王となったのは、ハダドである。その町の名はパウといい、その妻の名はメヘタブエルといった。彼女はマトレドの娘で、メ・ザハブの孫娘である。
36:40 エサウ系の首長たちの名前を氏族と場所の名に従って挙げれば、首長ティムナ、首長アルワ、首長エテト、
36:41 首長オホリバマ、首長エラ、首長ピノン、
36:42 首長ケナズ、首長テマン、首長ミブツァル、
36:43 首長マグディエル、首長イラムである。以上がエドムの首長であって、彼らが所有した領地に従って挙げたものである。エサウは、エドム人の先祖である。

イスラエルの周辺の民族に関する記述であるが、イスラエルに先んじて王が立てられ、先進的な民族国家のように見えるかもしれない。
けれども実態は、小さな町を治める指導者程度であったであろうし、力のある者が治める、いわゆる下剋上の世界であったと思われる。
一方、首長国家もいくつか記されている。
こちらは、単なる力ずくではなく、先祖伝来の家父長制度を受け継ぐコミュニティを治める、いわゆる父親のような指導者であったのではないだろうか。
どちらのスタイルの指導者がいいかは別として、置かれた指導者によって、そのコミュニティの統治スタイルは違ってきただろうし、そこにとどまる民の居心地もずいぶん異なっていたのではないかと思う。
力ずくで治めるコミュニティの中では、真の平安は得られないだろう。
世襲の続く家父長制度が良いか悪いかは別として、安定した雰囲気の中で育まれた人たちは、その心に平安を保つことができるだろう。
平和は大切である。
家庭、職場、地域、国家、世界、すべての領域でキリストにある真の平和が保たれますように。

Write a comment:

Your email address will not be published.