先週のメッセージ
イエスは、「『人はパンだけで生きるものではない』と書いてある」とお答えになった。 ルカ4章4節
イエス様が、荒野でサタンの誘惑、試みをお受けになったできごとです。
神殿の屋根から飛び降りよ
サタン、悪魔は、イエス様に対して、あなたが「神の子なら」と繰り返し言っています。この誘惑、試みは、神であり、神の子であるイエス様特有の誘惑、試みと言うことができます。その点では、わたしたち人間と接点を結びそうにないできごとです。しかし、救いということ。わたしたちにとって救いとは何なのかという点において、このできごとは、わたしたちと接点を結ぶできごとです。イエス様は、神殿の屋根の上から飛び降りるようにとの誘惑、試みをお受けになりました。しるしを求める。奇跡を求める。それは、わたしたちに人間の人情です。しかし、しるし、奇跡を第一にしてしまう。それが、わたしたち人間の弱さであり、愚かさです。そのわたしたちのために、父なる神様のみこころに歩み通された、その歩みと十字架の死とを通して、見ないでも神様のことばに信頼して従う信仰の道を開いて下さった。それが、イエス・キリストなのです。
ひれ伏すように
また、イエス様は、サタン、悪魔にひれ伏すようにとの誘惑、試みをお受けになりました。神ならざるもの、もっと言えばこの世の君であるサタン、悪魔を神、偶像としてしまう。そこに、わたしたちの罪の本質があります。そのわたしたちのために、自らの十字架の死をもって、サタンの頭を踏み砕き、わたしたちにとっての父であり、真の神である神を神として崇め、礼拝する道を開いて下さった。それが、イエス・キリストなのです。
石をパンに変えよ
さらに、イエス様は、石をパンに変えるようにとの誘惑、試みをお受けになりました。ものを神とし、偶像としてしまう。それは、クリスチャンになった後も、繰り返し、わたしたちが経験することがらです。そのたびに、わたしたちを十字架の恵みへと立ち返らせて下さる。それが、イエス・キリストなのです。
(前川隆一牧師)
以前のメッセージ
聖書ヨハネによる福音書14章17節 「この方は真理の霊である。世は、この霊を見ようとも知ろうともしないので、受け入れることができない。しかし、あなたがたはこの霊を知っている。この霊があなたがたと共におり、これからも、あなたがたの内にいるからである。」
聖書:ヨハネによる福音書 14章1節 「心を騒がせるな。神を信じなさい。そして、わたしをも信じなさい。 」
聖書:ヨハネによる福音書10章10節 「盗人が来るのは、盗んだり、屠ったり、滅ぼしたりするためにほかならない。わたしが来たのは、羊が命を受けるため、しかも豊かに受けるためである。 」
聖書:ヨハネによる福音書20章28節 トマスは答えて、「わたしの主、わたしの神よ」と言った。