ルカ 21:20 「エルサレムが軍隊に囲まれるのを見たら、その滅亡が近づいたことを悟りなさい。
21:21 そのとき、ユダヤにいる人々は山に逃げなさい。都の中にいる人々は、そこから立ち退きなさい。田舎にいる人々は都に入ってはならない。
21:22 書かれていることがことごとく実現する報復の日だからである。
21:23 それらの日には、身重の女と乳飲み子を持つ女は不幸だ。この地には大きな苦しみがあり、この民には神の怒りが下るからである。
21:24 人々は剣の刃に倒れ、捕虜となってあらゆる国に連れて行かれる。異邦人の時代が完了するまで、エルサレムは異邦人に踏み荒らされる。」
21:25 「それから、太陽と月と星に徴が現れる。地上では海がどよめき荒れ狂うので、諸国の民は、なすすべを知らず、不安に陥る。
21:26 人々は、この世界に何が起こるのかとおびえ、恐ろしさのあまり気を失うだろう。天体が揺り動かされるからである。
21:27 そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、人々は見る。
21:28 このようなことが起こり始めたら、身を起こして頭を上げなさい。あなたがたの解放の時が近いからだ。」

かつてまだ若かった頃、この箇所を読んで、子供が生まれる前後に終わりの時が来ると大変だろうなあと思ったことがある。
やがて時を経て、子供たちも大きくなり、時折、背中を伸ばすと背中に痛みを感じるようになってきた。
今後、ますます体も衰えていくのだろう。
背筋くらいはピンと伸ばしていたいものである。

世の終わりに起こるであろうことは、多くの人々を苦しみや恐怖で覆うことになるのであろう。
しかし、それは同時に、主の再臨の時の到来でもある。
主が来られる時には、まことの解放が告げられる時であり、身を起して頭を上げて、この方を迎えるよう勧められている。
世界に絶望し、うつむき加減で歩んでいるところに、主は来られる。
身を起こし、頭を上げて、希望を抱いて、この方を見上げていきたいものである。

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