ルカ 9:1 イエスは十二人を呼び集め、あらゆる悪霊に打ち勝ち、病気をいやす力と権能をお授けになった。
9:2 そして、神の国を宣べ伝え、病人をいやすために遣わすにあたり、
9:3 次のように言われた。「旅には何も持って行ってはならない。杖も袋もパンも金も持ってはならない。下着も二枚は持ってはならない。
9:4 どこかの家に入ったら、そこにとどまって、その家から旅立ちなさい。
9:5 だれもあなたがたを迎え入れないなら、その町を出ていくとき、彼らへの証しとして足についた埃を払い落としなさい。」
9:6 十二人は出かけて行き、村から村へと巡り歩きながら、至るところで福音を告げ知らせ、病気をいやした。
家とは生活を共にする家族が集まるところであり、町はそのような家の集まるところである。
イエス様は弟子たちを遣わされた時、そのような家に留まるよう命じられ、生活に必要なものも全て、そこから得るように勧められたのである。
赤の他人が生活を共にし、しかも、生きていくために必要な糧をもそこから得よとは、なかなか大変なことを命じられている。
しかし、それほどに、家族と同化すべきということなのかもしれない。
イエス様は、遣わされたところで家族同様に生活を共にし、家族の一員として、そこから次の町へ送り出してもらうように勧められたのであろう。
ただ単に家族のように生活を共にするだけではなく、そこから送り出してもらうことに大きな意味があるのかもしれない。
主の働きは、祈りから始まる。
自分の家族を送り出すように、働き人を送り出していく。
教会がそのような場所になれば、さらに働きが祝福されていくのだろう。