ルカ 22:24 また、使徒たちの間に、自分たちのうちでだれがいちばん偉いだろうか、という議論も起こった。
22:25 そこで、イエスは言われた。「異邦人の間では、王が民を支配し、民の上に権力を振るう者が守護者と呼ばれている。
22:26 しかし、あなたがたはそれではいけない。あなたがたの中でいちばん偉い人は、いちばん若い者のようになり、上に立つ人は、仕える者のようになりなさい。
22:27 食事の席に着く人と給仕する者とは、どちらが偉いか。食事の席に着く人ではないか。しかし、わたしはあなたがたの中で、いわば給仕する者である。
22:28 あなたがたは、わたしが種々の試練に遭ったとき、絶えずわたしと一緒に踏みとどまってくれた。
22:29 だから、わたしの父がわたしに支配権をゆだねてくださったように、わたしもあなたがたにそれをゆだねる。
22:30 あなたがたは、わたしの国でわたしの食事の席に着いて飲み食いを共にし、王座に座ってイスラエルの十二部族を治めることになる。」

「人に仕えていく」ということは、最も困難なことの一つであろう。
仮に、仕える仕事に従事していたとしても、心の中で「仕えてやっている」などといった傲慢な態度でいるのなら、それもまた無意味なこと。
人に仕えることのできる賜物、環境、そしてそれを与えてくれる神と人とに感謝していられるなら、その人は幸いである。

詩篇 8:5 そのあなたが御心に留めてくださるとは人間は何ものなのでしょう。人の子は何ものなのでしょう あなたが顧みてくださるとは。
8:6 神に僅かに劣るものとして人を造り なお、栄光と威光を冠としていただかせ
8:7 御手によって造られたものをすべて治めるように その足もとに置かれました。

我々人間は、神と人とに仕えるように神に創られたものである。
創られたものが、作った方の意思に反し、傲慢に生きるなら、それは空しい。
仕える幸い、生きる喜びを感じられる人でありたいものである。

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