ハガイ 2:20 同じ月の二十四日 主の言葉が再びハガイに臨んだ。
2:21 「ユダの総督ゼルバベルに告げよ。わたしは天と地を揺り動かす。
2:22 わたしは国々の王座を倒し 異邦の国々の力を砕く。馬を駆る者もろとも戦車を覆す。馬も、馬を駆る者も 互いに味方の剣にかかって倒れる。
2:23 その日には、と万軍の主は言われる。わが僕、シェアルティエルの子ゼルバベルよ わたしはあなたを迎え入れる、と主は言われる。わたしはあなたをわたしの印章とする。わたしがあなたを選んだからだ」と 万軍の主は言われる。
同じ月の二十四日とは、直前の18節の日と同じであり、主の神殿の基が置かれた日である。
基、すなわち、基礎の部分だけであって、神殿が完成したわけでもない。
しかし、基礎が定まったなら、もはや、完成したも同然のごとく、事が行われていく。
キリスト教会の礎は、言うまでもなく、キリストの十字架と復活による救いの約束である。
これが行われた以上、もはや救いの全ては完成している。
ヨハネ 19:28 この後、イエスは、すべてのことが今や成し遂げられたのを知り、「渇く」と言われた。こうして、聖書の言葉が実現した。
19:29 そこには、酸いぶどう酒を満たした器が置いてあった。人々は、このぶどう酒をいっぱい含ませた海綿をヒソプに付け、イエスの口もとに差し出した。
19:30 イエスは、このぶどう酒を受けると、「成し遂げられた」と言い、頭を垂れて息を引き取られた。
現代の教会が目指すべきところがあるとするなら、理想の教会像などがあるわけでもなく、常にこの礎に立ち返ることである。
大きな教会も、小さな教会も、聖書のみ言葉に立ち返り、み言葉に語られた救いの約束に信頼するという基本を忘れないように歩んでいきたいものである。