マタイ 28:11 婦人たちが行き着かないうちに、数人の番兵は都に帰り、この出来事をすべて祭司長たちに報告した。
28:12 そこで、祭司長たちは長老たちと集まって相談し、兵士たちに多額の金を与えて、
28:13 言った。「『弟子たちが夜中にやって来て、我々の寝ている間に死体を盗んで行った』と言いなさい。
28:14 もしこのことが総督の耳に入っても、うまく総督を説得して、あなたがたには心配をかけないようにしよう。」
28:15 兵士たちは金を受け取って、教えられたとおりにした。この話は、今日に至るまでユダヤ人の間に広まっている。
28:16 さて、十一人の弟子たちはガリラヤに行き、イエスが指示しておかれた山に登った。
28:17 そして、イエスに会い、ひれ伏した。しかし、疑う者もいた。
28:18 イエスは、近寄って来て言われた。「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。
28:19 だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、
28:20 あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」
いつの時代にも、権力者たちは自分たちにとって都合の悪いことを隠そうとする。
時には多額の賄賂を使ってでも、真実を闇に葬ろうとする。
しかし、裏工作をすればするほど、そこに矛盾が生じてくるため、どこかで綻びが出始めるのだろう。
真実に対して、真実に向き合った方が結果的には安心していられるのに、人はみな同じようなことを行う。
偽りの権威は永遠には続かない。
しかし、真実は一つ。
そして、永遠に変わることは無く、生き続けて行く。
主とはそういうお方である。