イザヤ 26:20 さあ、わが民よ、部屋に入れ。戸を堅く閉ざせ。しばらくの間、隠れよ激しい憤りが過ぎ去るまで。
26:21 見よ、主はその御座を出て地に住む者に、それぞれの罪を問われる。大地はそこに流された血をあらわに示し殺された者をもはや隠そうとはしない。
27:1 その日、主は厳しく、大きく、強い剣をもって逃げる蛇レビヤタン曲がりくねる蛇レビヤタンを罰しまた海にいる竜を殺される。
27:2 その日には、見事なぶどう畑について喜び歌え。
27:3 主であるわたしはその番人。常に水を注ぎ害する者のないよう、夜も昼もそれを見守る。
27:4 わたしは、もはや憤っていない。茨とおどろをもって戦いを挑む者があればわたしは進み出て、彼らを焼き尽くす。
27:5 そうではなく、わたしを砦と頼む者はわたしと和解するがよい。和解をわたしとするがよい。
27:6 時が来れば、ヤコブは根を下ろしイスラエルは芽を出し、花を咲かせ地上をその実りで満たす。
27:7 主は、彼を撃った者を撃たれたように彼をも撃たれたか。彼を殺した者を殺されたように彼をも殺されたか。
27:8 あなたは彼と争って彼を追い立て、追放された。東風の日に、激しい風をもって彼を吹き払われた。
27:9 それゆえ、ヤコブの咎はこのようにして贖われ罪が除かれると、その結果はこのようになる。すなわち、祭壇の石はことごとく砕けた石膏のようになりアシェラの柱や香炉台は再び建つことがなくなる。
27:10 城壁に囲まれた都は孤立し置き去りになり、見捨てられて荒れ野となる。子牛はそこで草をはみ、そこに伏しまた、小枝をも食い尽くす。
27:11 枝は枯れて折れ、女たちが来てそれを燃やす。これは全く分別のない民だ。それゆえ、造り主は憐れみをかけずその民を形づくられた方は恵みを与えられない。
27:12 その日が来るとユーフラテスの流れからエジプトの大河まで主は穂を打つように打たれる。しかし、イスラエルの人々よあなたたちは、ひとりひとり拾い集められる。
27:13 その日が来ると、大きな角笛が吹き鳴らされアッシリアの地に失われて行った者もエジプトの地に追いやられた者も来て聖なる山、エルサレムで主にひれ伏す。

主の裁きがなされる時、それは容赦なく、全ての民の、全ての罪に対して問われることとなる。
しかし、主を畏れ、主に贖われた者たちは、部屋に入り、固く戸を閉ざすことで、まるで別世界にいるかのように守られるのだが、このような状況は、まるで出エジプトの出来事のようにもたらされる。
出エジプトでは、主に贖われた者たちは、小羊の血による贖いにより、裁きを免れるのであり、それは、キリストによる贖いによる救いに通じている。
一方には、徹底した裁き、他方、贖われた者たちには、完全な守り。

12節には、守られた者たちに対する救いの表現も語られているが、主は、まるで落穂を拾い集めるかのように、ひとりひとり拾い集められるという。
全ての人が神の前に一対一で対面し、全ての罪とその罪に対する贖いと赦しの事実が確認されていくのであろう。
非常に恐れ多く、かつ、幸いなことであろう。
キリスト教は、会衆のためのものであるけれども、基本は一人一人、自分と神と関係が問われているのである。

Write a comment:

Your email address will not be published.