ミカ 5:1 エフラタのベツレヘムよお前はユダの氏族の中でいと小さき者。お前の中から、わたしのためにイスラエルを治める者が出る。彼の出生は古く、永遠の昔にさかのぼる。
5:2 まことに、主は彼らを捨ておかれる産婦が子を産むときまで。そのとき、彼の兄弟の残りの者はイスラエルの子らのもとに帰って来る。
5:3 彼は立って、群れを養う主の力、神である主の御名の威厳をもって。彼らは安らかに住まう。今や、彼は大いなる者となりその力が地の果てに及ぶからだ。
5:4 彼こそ、まさしく平和である。アッシリアが我々の国を襲い我々の城郭を踏みにじろうとしても我々は彼らに立ち向かい七人の牧者、八人の君主を立てる。
5:5 彼らは剣をもってアッシリアの国を抜き身の剣をもってニムロドの国を牧す。アッシリアが我々の国土を襲い我々の領土を踏みにじろうとしても彼らが我々を救ってくれる。
5:6 ヤコブの残りの者は多くの民のただ中にいて主から降りる露のよう草の上に降る雨のようだ。彼らは人の力に望みをおかず人の子らを頼りとしない。
5:7 ヤコブの残りの者は諸国の間、多くの民のただ中にいて森の獣の中にいる獅子羊の群れの中にいる若獅子のようだ。彼が進み出れば、必ず踏みつけ引き裂けば、救いうるものはない。
5:8 お前に敵する者に向かってお前の手を上げれば、敵はすべて倒される。
5:9 その日が来れば、と主は言われる。わたしはお前の中から軍馬を絶ち戦車を滅ぼす。
5:10 わたしはお前の国の町々を絶ち砦をことごとく撃ち壊す。
5:11 わたしはお前の手から呪文を絶ち魔術師はお前の中から姿を消す。
5:12 わたしはお前の偶像を絶ちお前の中から石柱を絶つ。お前はもはや自分の手で造ったものにひれ伏すことはない。
5:13 わたしはお前の中からアシェラ像を引き抜き町々を破壊する。
5:14 また、怒りと憤りをもって聞き従わない国々に復讐を行う。

昨日、テレビのニュースでアメリカの大統領選挙に関する様々な話題が紹介されていた。
その中で、呪術師らがどちらが大統領になるか占う様子が紹介されていたが、二つのグループが別々の候補者が当選すると言っていた。
彼らが本物の預言者であるなら、なぜ、別々の候補になるのか、と思いながら見ていた。
どちらの候補者が大統領になっても、アメリカが抱えている問題や、世界の様々な問題を解決できるわけでもないだろう。
所詮、人間のすることには限界がある。
しかし、聖書に預言されたイスラエルを治める者、すなわちそれはキリストのことであるが、この方の出現によって、人々に真の救いがもたらされる、というのが聖書のメッセージであろう。
しかし、この世界には、まだまだ真の平和は訪れていないし、何ら解決などしていない、と人は言うかもしれない。
確かにこの世界に目を向ければそうかもしれない。
だが、キリストが勝利されたのは、この世界においてではなく、罪と死の裁きに対してであり、人を滅びから解放するのである。
たとえどんなにこの地上の世界が悪にまみれ、破壊や戦争の話題が尽きなくとも、永遠の死から我々を解放する、と主イエス様は約束されている。
その証が、あの十字架の御業であり、復活の御業である。
いつでもこのキリストの十字架と復活の御業を見上げながら、たとえ苦難に満ちた世界であっても、平安のうちを歩み続けていきたいものである。

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