主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、あなたがたと共にあるように。

                             Ⅱコリント13章13節

今日は、三位一体主日です。三位一体なる神様がどんな風にわたしたちを祝福しようとしておられるのかを味わいたいと思います。

神の愛
第一に、神の愛ということが言われています。聖書の神様は、父なる神様と呼ばれる神様です。決して、わたしたちを甘やかすことをせず、正義を貫かれるお方です。でも、その底のところにはいつも深い愛が湛えられている、それが聖書の神様です霊は、三つの姿をとって弟子たちに臨まれました。
主イエス・キリストの恵み
第二に、主イエス・キリストの恵みということが言われています。今日の福音書は、復活の主が弟子たちとお会いになり、宣教に遣わされた場面です。その少し前に、復活の主が女性の弟子たちに「恐れることはない。行って、わたしの兄弟たちにガリラヤへ行くよう言いなさい。そこで私に会うことになる」と言われたみことばがあります(10)。主は、弟子たちのことを、そして、わたしたちのことを兄弟と呼んで下さるのです。わたしたちは、イエス様が長男で、イエス様から兄弟と呼んでいただく存在なのです。そして、お互いに兄弟として愛し合うよう召されているのです。それは、主イエス・キリストの恵みによって、そのようにすることができるのです。
聖霊の交わり
第三に、聖霊の交わりということが言われています。イエス様の宣教命令には、四つの命令が含まれています。その中で、いちばん中心的な命令は、「弟子としなさい」という命令です。「すべての民を主の弟子としなさい」、そのために、たいせつなことは、まず、わたしたちが主の弟子となることです。主の弟子として歩む、すなわち、聖霊を通して、主との交わりの内を歩むとき、わたしたちの弱さ、罪、醜さを主が引き受けて下さり、主のご愛、聖さ、恵みにわたしたちが与かる、喜ばしい交換を経験することができるのです。

                                                                              (前川隆一牧師)