「だれの罪でも、あなたがたが赦せば、その罪は赦される。だれの罪でも、あなたがたが赦さなければ、赦されないまま残る。」 ヨハネ20章23節
「イエス、弟子たちに現れる」「イエスとトマス」「本書の目的」と表題のつけられている箇所です。
平和
イエス・キリストの復活を通して、弟子たちが受け取ったものは何だったのでしょうか。その第一、それは、「平和」「平安」でした。19節、「あなたがたに平和があるように」、そうイエス様はおっしゃいました。復活の主との出会い、それは、愛そのものであるお方との出会いであり、そのことを通して、恐れが締め出されて、平安が支配する。愛が支配する。そんな経験でした(Ⅰヨハネ4:18)。
いのち
第二に、弟子たちが経験した、それは、いのちでした。イエス様は、22節、「そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。『聖霊を受けなさい。』」そうおっしゃいました。これは、創世記2章7節と対応しています。神様が地の塵で人をかたちづくり、命の息を吹き入れられることを通して、人間が生きる者となったように、イエス様に息を吹きかけられて、弟子たちは、命を受け、新しく生きる者となった。それが、弟子たちの経験でした。
赦し
第三に、弟子たちが受け取った、それは、「赦し」でした。イエス様は、20節、弟子たちに、「手とわき腹をお見せに」なりましたが、それは、弟子たちを裁くために来たのではなく、赦すために来られたというしるしでした。そして、23節で、こう言われました。「だれの罪でも、あなたがたが赦せば、その罪は赦される。だれの罪でも、あなたがたが赦さなければ、赦されないまま残る。」イエス様は、罪の赦しの宣言をして下さいました。弟子たちが経験した、平安、いのち、それは、このイエス様の赦しに基づいた平安であり、いのちでした。
わたしたちも、生きておられるキリストと出会い、キリストのことばに従う者とされる。そのときに経験する、それが、この平安といのちと赦しなのです。
(前川隆一牧師)