ところが、「ヘロデのところは帰るな」と夢でお告げがあったので、別の道を通って自分たちの国へ帰って行った。    マタイ2章12節

 

 今日の聖書は、東方の博士たちがお生まれになったイエス様を訪ねてやって来たできごとです。

神様のみこころへ
 博士たちは、幼子イエス様を訪ねた後、夢でお告げを受けて、別の道を通って帰って行きました。ところで、博士たちが長い旅を経て、イエス様とお会いし、神様のお告げに従って帰って行ったというできごとは、わたしたちの礼拝の生活と重なります。日曜ごとに教会に集い、主を礼拝し、主の導きをいただいて、一週間の歩みへと送り出されて行く、それがわたしたちの礼拝生活、信仰生活です。そういう意味で、わたしたちも、自分の思いとは別の道、神様のみこころへと導かれて行くのです。

愛する道、仕える道、主をあかししていく道
 わたしたちも、自分の思いとは別の道、神様のみこころへと導かれて行くのです。具体的に言うなら、それは、愛する道、仕える道、そして、主をあかししていく道です。博士たちは、長い長い旅を経て、ただ一だけ救い主イエス様とお会いをし、また、長い長い旅をして帰って行きました。わたしたちは、幸いにして、毎週、主を礼拝することができるのです。また、十字架のできごとを通して博士たちよりもっとはっきりと神の愛を知ることができるのです。そして、みことばを通して、もっとはっきりと神様のみこころを知ることができるのです。礼拝を通して主と確かにお会いをし、主を伝える者としていただきましょう。

インマヌエル
 わたしたちも、自分の思いとは別の道、神様のみこころへと導かれて行くのです。それは、孤独な歩みではありません。インマヌエル、主がその道をともに歩んで下さるのです。「わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしのくびきを負い、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる」(マタイ11章29節)。

わたしたちも、礼拝において主とお会いをし、主によって一週間の歩みへと送り出していただきましょう。

(前川隆一牧師)