マタイによる福音書10章24-33節

イエス様は、ご自分が召された十二人の弟子たちに、汚れた霊を追い出し、人々の病気や患いを癒す権能をお授けになりました。そして、「イスラエルの家の失われた羊のところへ行って、『天の国は近づいた』と宣べ伝えるようにと、派遣されました。これから神の国を、キリストの福音を伝え証しする彼らには、様々な苦難があり、迫害にもあうことをイエス樣はご存じでした。人は皆、生まれながらに罪人です。罪が人間の心を支配しているなら、決して自分から神を慕い求めることも、受け入れ信じることもできません。キリストに従うゆえに苦難や迫害を経験する時、使徒たちでさえ自らに頼るなら、主への信仰を強く持ち続ける力も、逃げ出さず困難に対峙する忍耐力も湧いてはこないのです。

真に神様だけが、肉体も魂も裁き、滅ぼすことができるお方です。神樣こそがすべての被造物を支配し、私たちの髪の毛一本までも残らず知っていてくださり、愛して恵みをお与えくださるお方です。たとえ中傷し迫害する者がいたとしても、使徒たちは何も恐れることはありません。今日も、私たちの周りには、いや私の内にある罪の性質が、福音の敵となって私たちを誘惑し苦しめます。イエス様に背かせようとしています。主なる神樣の霊、御霊がみ言葉を通して私たちの頑なで閉じた心を開き、日々に罪に気付かせ、悔い改めへ、イエスさまの赦しのもとへ導いてくださいます。そして私たちに最後まで耐え忍ぶ力と、大胆に「イエス・キリストは私の主、救い主なる神」と告白する信仰を与えてくださるのです。

(池上真祈師)