ルカによる福音書23:33~43
1.とりなしの愛の祈り 罪なき御子イエス様は十字架の死を迎えるただ中において、中傷、嘲り、侮辱を受けつつも彼らを赦してくださいと赦しを願う祈りをされている。これは人智では図りしれないことである。イエス様は父なる神が造られた人は究極の愛で愛すべき存在であるとされ贖いの祈りにより救いを求めておられた。
2.十字架での救い イエス様の十字架を取り巻く人々の様子は私たちにとって他人事ではない。自己中心な自分や傲慢な態度に気づかさられる。私たちは罪の現実に向き合うことは悲しいことかもしれないが十字架の上での重罪人への救いをみる時、私たちは罪の前で失望落胆することはない。イエス様は死の間際でさえ愛をもって罪を覆うて下さっている。
3.十字架のイエス様の強さ パウロは肉体と精神的な傷つきの中にあってイエス様から弱さの中での御力が発揮されると示される。パウロは福音の軸は十字架のイエスにあると言う。私たちは十字架のイエスを仰ぎみる時に立ち続ける場所がどこなのか見えてくる。激しい痛みに苦しむイエス様は弱く映る。しかしそれは一人も欠けることなく私たちを救いだす為のどんな力にも打ち勝つぶれることのないイエス様の強さなのである。
(永田洋長老)