どうか、主が、あなたがたに神の愛とキリストの忍耐とを深く悟らせて下さいますように。 Ⅱテサロニケ3章5節
テサロニケの教会の問題の一つ、それは、キリストの再臨ということでした。
基準
テサロニケの教会において、キリストの再臨を待ち臨むということがあまりにも強くなり過ぎて、また、キリストの再臨がすぐにでも起こるできごとと思い込んでしまって、仕事も手につかない。そんな信徒が出て来ました。逆に、「キリストの再臨なんて、あるかないか分からない」と、キリストの再臨のことを形式的に考える信徒も出て来ました。そんなテサロニケの教会に向かって、パウロが書いている手紙、それが、テサロニケの信徒への手紙ということです。わたしたちの信仰において、生活において、人生において、基本、基準ということはとてもたいせつです。では、わたしたち、クリスチャンにとっての基本、基準とは何でしょうか。それは、言うまでもなく、「聖書」ということです。
忍耐
聖書を基本とする。聖書を基準とする、ということがたいせつです。とともにたいせつなこと、それは、聖書のみことばによって、心を導いていただくということです。そして、聖書のみことばによって、心を導いていただいて歩むわたしたちの信仰生活の目標ということが記されています(5)。それは第一に、忍耐ということです。
愛
聖書のみことばによって、心を導いていただいて歩む信仰生活の目標、それは第一に、忍耐ということです。そして第二にそれは、愛ということです。それは、何よりも、わたしたちのためにとりなして下さっている大祭司キリストのとりなしによって、また、聖霊のとりなしによって、そのように歩むことができるのです。
この週も、聖書を基本とする。基準とすることを通して、落ち着いた信仰生活に歩ませていただきたいと思います。そして、愛と忍耐に歩ませていただきたいと思います。
(前川隆一牧師)