「イエスに頼る力」 =あなたがイエス様により深く頼るために=

<福音書>ヨハネによる福音書6121

ヨハネ福音書の<5,000人の給食>の記事に三つの独自な表現を見つけます。

一つは“過ぎ越しの祭り”です。イエスの十字架も過ぎ越しの祭りの時です。

それは読む人に、イエスは聖書に預言されたメシヤであることを暗示しています。

二つ目は“試みるため”です。イエスの「どこでパンを買えばよいか」は、弟子たちを試すことばでした。弟子たちは知らなかった、イエス・キリストの力は、現実を超えて働くことを。小さなパンでも主に信頼して差し出した時、大きく増し加えて用いられる。あなたも自身を主に信頼して差し出した時、主はあなたの小さな力を幾倍にも増して用いられる。イエスは、あなたに「ご自身に信頼すること」を教えておられるのです。

三つ目は「世に来られる預言者」です。メシヤです。人々は、イエスへの信頼を学ぶべきでした。しかし人々は、神の預言者を自分の欲求を満たす道具にしようとした。私たちも、自分自身を主に委ねることを忘れ、自分の欲求だけを神様の前に並べ立てていないか。

さて舟が強風で進めない時、イエスが水の上を歩いて来られ、弟子たちに『わたしだ。恐れることはない』と言われた。このことばは<信頼を呼び起こす声>です。イエスは、今あなたにも語りかけておられる。「わたしだ。信頼しなさい」と。私たちも今の状況がどうであれ『わたしだ。恐れることはない』とのことばを聞くことができるのは幸いです。そこに、あなたとイエスとの間の深い信頼関係を見い出すからです。主は、ご自分にまったく信頼する者を強くして用いられるのです。

主イエス・キリストのことばを聞き続けることこそ<イエスを信頼する力>です。

(丹羽均師)

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