また、わたしの名のために、あなたがたはすべての人に憎まれる。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。                      マルコ13章13節
 

イエス様が、世の終わりに起こることごとを預言しておられる箇所です。

目標
今日の福音書の中心となる聖句、それは、13節です。わたしたちが、苦難の中、困難の中、立ち続ける、立って歩き続ける、そのためにたいせつなことは何でしょうか。それは、第一に、目標、目当て、希望ということです。

保護・支え
第二に、わたしたちが、苦難の中、困難の中、立ち続ける、立って歩き続ける、そのためにたいせつなことは、何でしょうか。新婦にとって、父親は、自分を保護する存在、覆いとなってくれる存在でした。それが、結婚を通して、夫が今度は保護する存在、覆いとなるということを表している、それが、結婚式の入場と退場が表していることがらです。夫が保護する存在となり、逆に、妻は夫を支える存在となって行く。そのように、役割は違いますが、お互いに支え合い、仕え合って歩む、それが夫婦生活です。そして、それは、夫婦ということだけに限りません。自分のことを保護してくれる存在、逆に支えてくれる存在を必要としているのです。第二に、わたしたちが、苦難の中、困難の中、立ち続ける、立って歩き続ける、そのためにたいせつなこと、それは、そのような保護してくれる存在、支えてくれる存在ということです。

しなやかさ
第三に、わたしたちが、苦難の中、困難の中、立ち続ける、立って歩き続ける、そのためにたいせつなことは、しなやかさということです。

そして、イエス・キリストというお方こそが、わたしたちにほんとうの目標を与え下さるお方、確かな支えとなって下さるお方、そして、しなやかさを与えて下さるお方であるのです(ヘブライ人への手紙12章1~2節、詩編16編10~11節、ヨハネ第一の手紙4章18節)。キリストがお与え下さる目標目指して歩むことを通して、また、キリストに守られ、支えられて歩むことを通して、そして、キリストがお与え下さるまことのしなやかさをもって歩むことを通して、立ち続け、また、立って歩み続けてまいりましょう。

(前川隆一牧師)