出血の病気に苦しむ娘の癒し

会堂長の娘が瀕死の状況にあり、イエス様が癒しに向かう道中で出血の病に苦しむ娘。

(穢れた女性)が自分の病気の回復の願いをこめてイエスの服に後ろから触れた。その時29節、娘は自分の出血が止まったことを感じ、30節、イエス様は自分の内から力が出ていったことに気づいた。そして群衆の中で振りかえり「私の服に触れたのは誰か…」と問いかけられた。ここに確かなイエス様と娘との人格的な関わりあいを知ることができるが、身体的癒しにとどまらず「魂のかかわり」に確かにつながっていった。見いだされた娘は恐れつつもひれ伏してイエス様に包み隠さず、これまでの出来事や今の気持ちを告白している。イエスは娘に「あなたの信仰があなたを救った」元気で暮らすようにと励ましを込めて言われた。娘は本当の救い(魂の救い、再生)に導かれていくが、ここにイエス様の娘に対する信仰の育みを知ることが出来る。そこには励ましも含まれている。

イエス様が信仰について深く祈っていることはルカ22:32で明らかに知ることが出来る。その祈りにもペテロに対する深い励ましが確かに込められている。

ここに私たちに向けての信仰を祈り続ける父なる神様の召しを覚えることが出来る。

見えるものに重きを置くことが多く思い煩いに心が乱れることがある、私たちであるが

神様にその信仰が育まれていることに感謝して歩んでいきたい。

(永田洋長老)