今日は、主の昇天を覚える礼拝です。(主の昇天日は5/13です。)
これは、イエス・キリストが罪の赦しと新しい命を与えるために十字架で死なれ、よみがえられた「イースター」から聖霊が与えられた教会の誕生日ともいえる「ペンテコステ」の区切りの日です。
「なぜイエス様が天に昇ったのか?」は、わからないこととわかることがありますが、わかることとして「聖書の実現のため(ルカ24:44)」「弟子たちに任せられた使命がある」があります。弟子たちの与えられた使命は、「罪の赦し(福音)があらゆる国の人々に宣べ伝えられる証人」となることでした。ペンテコステをきっかけに福音が全世界へと広がり、教会も次々に誕生していき、彼らは伝道者/証人となっていきました。
私たちも神様から任されているそれぞれの使命、召しがあります。それは、「神と人を愛し、仕えなさい。」「この福音を宣べ伝える、証すること」です。
しかし、忘れてはいけないことがあります。それは、「力に覆われるまでは、都(神殿)にとどまっていなさい。」とイエス・キリストが言われた“聖霊が私たちの力の源”となって生きていくことです。
私たちの信仰生活は、神様から何かをさせられているものではありません。
イエス様が天に上げられるときに人に何か押し付けて「後の仕事はやっておいてね」ということではなく、祝福されて天に昇っていかれました。
そして、弟子たちはイエス・キリストの十字架と復活と昇天を見て、大喜びで神をほめたたえていました。彼らは強いられてではなく、神様から与えられた喜びと力で生きていきました。神様は、あなたをこの弟子たちと同じように祝福されています。
(高平真生師)