「天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない。」       マタイ24章35節
 
「いちじくの木の教え」、「目を覚ましていなさい」、「忠実な僕と悪い僕」と表題のつけられている部分です。
終わりを意識する
複雑な世の中、複雑な人生の中にあって、わたしたちは、どのように単純に、シンプルに生きることができるのでしょうか。

第一に、神の裁き、終わりの日ということを意識することを通して、単純に、シンプルに生きることができるのです。わたしたちは、あれもしなければ、これもしなければと、どんどん生き方を複雑にして行きます。けれども、わたしたちには、裁きの日があるのです。終わりの日があるのです。そのことを意識することを通して、わたしたちは、ほんとうにたいせつなものが見えて来るのです。

使命に生きる
35節を見ると、「天地は滅びる」ということも記されています。わたしたちの肉体の命に終わりがあるように、天地にも終わりがある。滅びの日があるということです。それは、逆に、天地、それは、それをお造りになったお方によって造られた。創造されたということです。そして、そのお方によって、わたしたちは造られ、生かされているということです。そして、生かされている限り、わたしたちには、造って下さった方からの使命が与えられているのです。その使命に忠実に生きる。そこに、単純に、シンプルに生きる秘訣があるのです。

主のことばに生きる
そして、第三のこと。キリストのことば、みことばに聴き従うことを通して、わたしたちは、単純に、シンプルに生きることができます(35)。
そして、キリストのことば、みことばが語っている。それは、天地を創造されたお方は、新しい天と新しい地を再創造されるということです。そして、キリストを信じるわたしたちを迎えて下さる。そこに、わたしたちの希望があり、単純に、シンプルに生きる秘訣があるのです。

(前川隆一牧師)

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