変容の主とモーセ・エリヤ モーセは神から律法を受けた者
として、神の律法を代表している。エリヤは預言者たちと、彼らの預言を代表してここに立っている。キリストは律法と預言の完成車(福音)として、神の栄光を纏ってここに立っておられる。
彼らの話し合いの内容 彼らは、イエスがエルサレムで遂げようとしておられる最後について語り合っていた。ルカ9:31
律法と預言は、イエスの権限と十字架の御業によって成就した。ヨハネ19:30 マタイ26:56a
キリストの弟子たちが生きる場所 モーセとエリヤが立ち去ろうとしたときに、ペテロが茫然自失の状態のまま「ここに
小屋を建てて私たちはそこに住みましょう」と叫んだ(ルカ9:33)しかし、イエスは翌日になると三人を伴って人々の中
へ降りて行った。イエスの弟子たちの生きる場所(使命)は居心地の良い「世を離れた場所」ではなく、悩み苦しむ人々
と共に生きる場所である(ルカ9:37~)
福音の体現者としてのキリスト者 キリスト者は、律法や預言の中で生きる者ではなく、キリストの福音を信じ、日々救
いの恵みの中を歩みながら主と同じ姿に造り変えられてゆく、福音の体現者である。コリント第二3:18
この歩みの到着地は永遠の御国、神の都である。黙示録7:9~10・13~15
(原拓也師)