どうか主が民に力をお与えになるように。主が民を祝福してくださる平和をお与えになるように。 詩編29編11節
大自然の脅威とそれを通して知らされる神の威力ということが描かれています。
主をおそれる
主をおそれるように、それが、今日の詩編を通して、教えられている第一のことがらです(1~2)。もう死語になってしまったことばの一つに、「おかげさま」、「おかげさまで」ということばがあります。主をおそれるこころ、「おかげさまのこころ」を取り戻して行く。そのことが、求められているということです。
リセット
とともに、この詩編29編の鍵になる節、それは、10~11節です。「主は洪水の上に御座をおく。とこしえの王として、主は御座をおく。どうか主が民に力をお与えになるように。主が民を祝福して平和をお与えになるように。」「主は洪水の上に御座をおく」と言われている、それは、あのノアの時代の大洪水のことを指しています。ノアの箱舟のできごとを通して、見えてくる神様、それは、神様のリセットということです。神様は、リセットなさる神様ということです。
どうか
詩編29編は、最後のところで、「どうか」という願いのかたちになっています(11)。この願いが、実現した、それが、実は、クリスマスのできごとでした(ルカ2章14節)。天の礼拝において、礼拝され、賛美されるべきお方、そのお方が、地に平和をもたらすお方として来て下さった、それが、まさに、クリスマスのできごとであったということです。
天の礼拝において、礼拝され、賛美されるべきお方にして、地に平和をもたらすためにお出で下さったお方、イエス・キリストにあって、わたしたちは、日々、リセットされ、新しくされて、歩むことができるのです。天の礼拝において、礼拝され賛美されるべきお方にして、地に平和をもたらすためにお出で下さったお方、イエス・キリストにあって、わたしたちは、ほんとうの意味で、神をおそれ敬う歩みに歩むことができるのです。
(前川隆一牧師)