「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない。心を騒がせるな。おびえるな。

(ヨハネ福音書 14章27節)」

【 最期の言葉 】
主イエスは、その生涯の最期に、新しい掟を与えられ、『 13:34わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。』と命じられました。兄弟を愛するということは、なかなかできることではありません。愛さなければならないと我慢していると、偽善者になってしまいます。

【 聖霊の助け 】
主イエスは、弱い私たちに助け手を送ってくださいました。『 14:26 しかし、弁護者、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え、わたしが話したことをことごとく思い起こさせてくださる。』

【 御父と御子が住んでくださる 】
また、私たちには御言葉が与えられています。主イエス・キリストを見たことはないけれども、今、御言葉によって生ける主イエスと出会うことができます。主イエスが私の内に住んでくださり、まことの命に生かされるのです。『14:23わたしを愛する人は、わたしの言葉を守る。わたしの父はその人を愛され、父とわたしとはその人のところに行き、一緒に住む。』と、約束してくださっているのです。

【 神との平和 】
そして、主イエスは、御自身の平和を与えてくださいました。主イエスがくださる平和というのは、世が与えるようなものではなく、私たちのすべての罪が赦されて、永遠のいのちに与ることのできる神との平和のことです。

主イエスが天に上ることによって、キリストの御霊が、私たちの内に住んでくださいます。ですから、私たちは、信仰によって、一日中、どこにいても、主イエスと交わり、主イエスに導かれて歩むことができるのです。

(吉田徳雄師)