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すると、一同は聖霊に満たされ、霊が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話し出した。                         使徒言行録2章4節

 

聖霊降臨の日に起こったできごとが記されています。
できごとの中心は?
教会の誕生日、聖霊降臨の日のできごとの中心は何であったのでしょうか。それは、4節、「すると、一同は聖霊に満たされ、霊が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話し出した」と言われています。「イエス・キリスト」という共通のことば、「福音」という共通のことばが与えられた。とともに、その「イエス・キリスト」という共通のことば、「福音」という共通のことばを、いろいろな国のことばで語り出した。それが、聖霊降臨のできごとでした。わたしたちは、外国の宣教師の先生方の宣教によって、福音に触れました。けれども、わたしたちがクリスチャンになる、それは、宣教師の先生方のようになるということではありません。わたしたちは、日本人としてキリストを信じ、日本人クリスチャンとして生活し、日本人クリスチャンとしてあかしするようにと神様から召されているということです。

どのようにして聖霊を受けることができるか
聖霊によって誕生し、今も、聖霊によって導かれている、それが、キリストの教会です。では、わたしたちは、どのようして、聖霊の力、いのちを受けることができるのでしょうか。ペンテコステ、聖霊降臨のできごとを境に、聖霊は、すべての人に臨まれる霊となりました。ただ、それには、一つのチャンネルがありました。21節、「主の名を呼び求める者は皆、救われる」と言われています。聖霊は、イエス・キリストを指し示す霊であり、イエス・キリストを信じる信仰を通して働く霊であるということです。また、イエス様は、「二人また三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである」と言われました(マタイ18章20節)。自分で自分を救うことのできない存在であることを認め、いっしょに、ともに、わたしを救い、生かし、立ち上がらせて下さるお方を仰ぐ、礼拝のときを通して、わたしたちは、聖霊の力、いのちを受けることができるのです。

(前川隆一牧師)