イエスが座り、十二人を呼び寄せて言われた。「いちばん先になりたい者は、すべての人の後になり、すべての人に仕える者になりなさい。」  マルコ9章35節

「再び自分の死と復活を予告する」、「いちばん偉い者」そう表題のつけられている部分です。

模範

イエス様は、「いちばん先になりたい者は、すべての人の後になり、すべての人に仕える者になりなさい。」そうおっしゃいました。ある雑誌に、井上監督、稲葉監督、トム・ホーバス監督の共通点という記事が出ました。「サーバントリーダーシップ」ということで言えば、それは、今の時代のトレンドと言えるのかもしれません。けれども、まさに、イエス様こそ、「サーバントリーダーシップ」の走り、元祖と言えるお方なのです。サーバントリーダーシップということを学ぼうと思ったら、わたしたちは、イエス・キリストというお方に学ぶ必要があります。イエス様を模範とする必要があります。

贈り物

サーバントリーダーシップということを学ぼうと思ったら、わたしたちは、イエス様を模範とする必要があります。とともに、今日、もう一つ覚えたいこと、それは、サーバントリーダーシップということを学ぼうと思ったら、わたしたちは、イエス様を土台としなければならないのです。

今日の福音書は、イエス様による二度目の受難予告を含む箇所でした。一度目の受難予告と二度目の受難予告との違い、それは、一度目の予告の中で、「長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて」となっていたところが、二度目の予告では、「人々の手に引き渡され」となっているということです。この人々の中には、わたしたち一人一人も含まれているのです。わたしたちの罪のためにも、イエス様は十字架への道を歩んで下さったのです。

わたしたちは、十字架で死んで下さったイエス様を贈り物として受け取る必要があります。その上で、イエス様を模範として歩むようにと召されているのです。

(前川隆一牧師)