事実、あなたがたは、恵みにより、信仰によって救われました。このことは、自らの力によるのではなく、神の賜物です。            エフェソ信徒への手紙 28
 

最も大切な二つの言葉について話したいと思います。それは、赦しと恵みです。それらは日本でもノルウェーでも同様に大切であると思います。

赦しとは何でしょうか。日本語では「赦し」という言葉を使います。 聖書で使われているように、この言葉は「赦す」という意味があります。 しかし、その単語を別の漢字で書くこともできます。 それは、許可するという意味に変わります。赦しは許可ではありません。 赦すということは、あなたを傷つけた人に自由を与えることです。判断する権利を放棄することです。しかし、それと同じくらい重要なことは、赦すことで、赦す人に自由が与えられることです。恨みを抱くことからの自由、それに苦渋からの自由です。

では、恵みとは何でしょうか。 エフェソ信徒への手紙 2章8節にはこう書かれています。「事実、あなたがたは、恵みにより、信仰によって救われました。このことは、自らの力によるのではなく、神の賜物です。」このことから、恵みとは私たちがもらうものであることがわかります。プレゼントとして受け取ることができるものです。無料のものです。恵みは決して割引されることはありません。完全に無料です。

 
赦しとは何でしょうか? 許可することですか? いいえ! それは懲罰から自由を与えることです。 判断を放棄することです。 そして自分自身の苦渋や恨みからの自由です。
恵みとは何ですか?「恵み」とは「無料」です。 割引されていません。 恵みとは神様からの完全な赦しです。

この神様からの恵みによって、赦しに生きることができるのです。

(オーレ・トロースダル宣教師)