どうか、主があなたがたを、お互いの愛とすべての人への愛とで、豊かに満ちあふれさせてくださいますように、わたしたちがあなたがたを愛しているように。
テサロニケ第一3章12節

テサロニケ教会は、パウロが、「マケドニア州とアカイア州にいる信者の模範」と言い、「その歩みを更に続けてください」と言いたくなるような教会でした。

信仰
それは第一に、テサロニケのクリスチャンたちの「信仰」によることでした。テサロニケのクリスチャンたちの「信仰」、それは、現実の生活の中で、神を信じ、体験する信仰でした。また、苦しみに遭えば遭うほど、いよいよその信仰は神に向かい、強められ、高められ、深められて行く信仰でした。

希望
第二にそれは、テサロニケのクリスチャンたちの「希望」によることでした。テサロニケのクリスチャンたちは、キリストの再臨ということを純粋に信じていました。そして、キリストの再臨がすぐにも来ることと期待し、誤解している人たちがいました。その人々のために、パウロが言っているのが、14節です。ここで、パウロが言っていることは、非常に論理的です。キリストを信じる信仰によって、罪赦され、神の子とされたと同じように、信じるわたしたちもまた、その信仰によって、キリストと同じ復活の体をいただくことができるのではないか。そう言っているということです。


第三に、それは、テサロニケのクリスたちの「愛」によることでした。テサロニケのクリスたちの「愛」、それは、現実の生活の中で愛する信仰でした。また、主の赦しを受けて愛する「愛」でした。さらに、普通に愛する愛でした。テサロニケのクリスチャンたちは、キリストから愛を受けました。とともに、パウロを通して、その愛を学びました。そして、パウロの祈りを通して、その愛を育んで行くことができました。わたしたちも、みことばを通して、キリストから愛を受けるのです。それとともに、信仰の交わりを通して、その愛を学ぶことができるのです。そして、多くの主にある人々の祈りを通して、愛を育んで行くことができるのです。

(前川隆一牧師)