2024年1月14日(日)

=あなたが謙虚に神に従う者となるために=

<旧約聖書>Ⅰサムエル3章1~20節

人にとって、神の声が聞こえず、神の姿が見えなくなることは悲劇です

少年サムエルが祭司エリのもとで主に仕えていたとき、主のことばがサムエルを呼びました。「サムエル。サムエル」。「はい、ここにおります」。サムエルは、エリが呼んだものと思い、彼のもとへ急ぎます。

エリは言います「呼んでいない。帰って寝なさい」。このようなことが二度繰り返され、三度目の時にエリは気が付きます。「主がサムエルを呼んでおられる」と。

神は、その時々において、一番ふさわしい者に一番ふさわしい方法で語りかけられるのです。さて三度目のとき、祭司エリは「主がサムエルを呼んでおられる」と気が付きました。

人が神の声に気が付くためには二つの要因があります。一つは、その者の霊的感性が敏感であることです。もう一つの要因は、その者が過去に神の声を聞いた経験があることです。

エリはサムエルに適切な助言を与えました。「次に呼ばれたら『主よ、お話しください。しもべは聞いております』と言いなさい」と。

神が再度呼ばれたとき、サムエルは教えられたように答えました。主はサムエルに、エリの息子たちの悪行と、祭司エリへのさばきを告げられました。

主は、サムエルを忠実な預言者として用いるために呼び出されました。

預言者の務めは、神から受けたことばをそのまま人に伝えることです。神のことばに自分のことばを付け加えることも、神のことばから都合の悪い部分を差し引くことも許されません。

サムエルは「神を畏れて、すべてのことを話し何も隠さなかった」ゆえに預言者とされたのです。

神はあなたを呼んでおられます。人々に神の声を届けるための“預言者”とするために。説教のことばを通して、毎日のディボーションのことばを通して、あなたに語りかけておられます。

神はご自分に逆らう者を呼ばれることはありません。主は、あなたが「お話しください。しもべは聞いております」と応えるのを待っておられます。

八鹿教会が常に「主の声に聞き従う」者たちの集まりとされるように願っています。