顕現後第二主日・「キリスト者の証言」

キリストを証言するためには、その者は「キリストはどのような方なのか」を知らなければなりません。

では私たちは、私にとってイエス様はどのような方かを正しく知っているでしょうか。

ヨハネは、イエス様を「世の罪を取り除く神の小羊」と証言しました。「世の罪」とはあなたの罪です。それ故、イエス様は「あなたの罪を取り除く神の小羊」なのです。

「見よ、世の罪を取り除く神の小羊」。このことばでヨハネは、イエス様があなたの罪の代償として神の前にささげられる過ぎ越しの小羊であることを示したのです。

イエス・キリストが私にとってどのような方であるのかを、人々に明確に示すことが私たちの証言です。　あなたはある時まで、イエス・キリストとはどのような方か知らなかった。

それが、何らかの体験を通して、イエス様があなたの罪を赦してくださった方であり、永遠のいのちのかぎを握っておられるキリストであることを教えられた。

それ故、あなたには永遠のいのちが保証されています。あなたはそれで満足されますか。神はそのようなあなたを見て、満足されるでしょうか。

今、あなたはバプテスマのヨハネから問いかけられています。「あなたも、イエス・キリストを証言しませんか」と。

あなたにとって「イエス・キリストは罪からの解放者であり、その方を通して私は天の御国へ導かれている」。それ以外にあなたの証言はあるでしょうか。

あなたの体験の中で、もっともすばらしい体験は「私にとって、キリストは誰なのか」を教えられた体験でしょう。その事により、あなたは永遠のいのちを獲得したからです。

あなたは、イエス・キリストを信じた時の喜びを覚えておられますか。キリスト者は、常にその喜びに立ち戻らなければなりません。

イエス・キリストが、私にとって誰であるかを知っている喜び。その喜びこそが、あなたを変え、あなたをしてイエス・キリストを証言する者とするのです。

あなたが救われた喜びと感謝をもって、イエス・キリストに向かうときに、あなたはキリストを証言する者と変えられていくのです。