2024年1月7日（日）
＝あなたが更にイエス・キリストを知るために＝
＜福音書＞マルコ1章4～11節
バプテスマのヨハネは“時の人”でした。人々はヨハネを、その到来が預言されているキリストだと思い、遠くから集まって来たのです。
しかしそれは、神の意図されたことではありません。神の意図は、ご自身の栄光が現わされることだからです。
ただヨハネは、キリストのことを「私よりも力のある方であり、私にはその方の履き物のひもを解く資格もありません」と言って救い主キリストを世に現わしました。
私は、このヨハネの姿勢に信仰者の模範を見る思いがします。それは、私たちが世に紹介すべき方もイエス・キリストだからです。
キリストについての正しい知識は、その者を神の前に謙虚な者とします。その者を、キリストを現わす者として造り変えます。
人は父なる神がどのような方か直接知ることはできません。人は自分が知ってる以上のことを、世に現わすことはできません。
神はキリストを通してご自身を現わされました。それ故、私たちはイエス・キリストを通して神をほめたたえるのです。
だからヨハネは、世にイエス・キリストを紹介したのです。イエス・キリストを世に紹介することは、イエス・キリストを明確に知ることです。
またイエス・キリストを世に紹介することは私たち信仰者の使命です。
人は神の愛の大きさ、神の力の偉大さ、神の予知のすばらしさを知りません。そして人は、自分がどれ程罪深い者かも知りません。
だからイエス・キリストが地上に来てくださり、人の罪を示し十字架で死んでくださり、あなたの罪深さと神の本質(神の愛)を教えてくださいました。
そこに神の無限の愛があります。神の愛の具体的な現われがイエス・キリストです。神の永遠の愛は、あなたにイエス・キリストを教えるのです。
イエス・キリストを知ることは、神を知ることです。
私たちは、今の世のバプテスマのヨハネです。私たちはイエス・キリストを教えられれば教えられる程、謙虚な者につくり変えられ、主を世に伝える者として用いられるのです。
イエス・キリストを教えられた者は、神をほめたたえずにはおれないのです。
イエス・キリストを知る。それはあなたが＜神の栄光を現わす＞ことです。