=あなたがみことばに信頼するために=

<福音書>マタイの福音書21323

クリスチャン生活とは<神の恵みの生活>です。神に近くあればあるほど多くの恵みをいただくからです。

東方の博士たちが帰った後、主の使いが夢の中でヨセフに現れて「エジプトへ逃げなさい」と言われました。それで、ヨセフは「立って、夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトに立ちのいた」(14節)のです。

この“立って”は、二つのことを表しています。一つは緊急性です。“すぐに”ということばに置き換えられます。ヨセフは、事態の緊急性を悟り、夜のうちにエジプトへ立ち退きました。

もう一つはヨセフの信仰です。“確信をもって”ということばに置き換えられます。神の声は「ガリラヤではなくエジプトだ」と言う。それでヨセフは確信をもってエジプトへ行ったのです。

そこで福音書記者は、イエス様の救いのわざを出エジプトの出来事に重ね合わせました。

キリストは、罪の奴隷として苦しむ人々を十字架の血をもって贖い出し、洗礼の水を通ることによって、約束の地である天の御国へと導かれるのです。

そのことを成就させるために、ヨセフが神の器として用いられました。神は、ご計画を成就させるために人を用いられます。

聖書は言います。「この世の中には罪が満ちており、まるで奴隷の地のようだ」と。誰も自分の力で罪の束縛から逃れられない。人は“死の恐怖”につながれている。

“死ぬ”とは、永遠に神とは関係のない者とされることです。それで神は、死の恐怖から人々を救い出すために、イエス・キリストを地上に遣わされたのです。

そのことを人々に教えるために、神はあなたを用いようとされています。神は、あなたがすぐに“立って”、ご自身に従うことを望んでおられます。あなたは、第二、第三のヨセフです。

神はヨセフと同じようにあなたを用いようとされます。神の声が聞こえてくるようです。「立ち上がって。わたしに従ってください」と。

そのために、あなたが成すべきことは、主の御声を聞き続け、その声に励まされることです。みことばを聞き続ける者を、主はご計画を成就するために用いてくださるのです。

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