=あなたが主の忠実なしもべとなるために=

<福音書>ルカの福音書17310

弟子たちがイエス様に「私たちの信仰を増してください」と願いました。

きっかけは、「一日に七度罪を犯しても『悔い改めます』と言って七度あなたのところに来るなら、赦してやりなさい」とのイエス様のことばです。

弟子たちは戸惑いました。それでイエス様に「私たちはそれほど忍耐強くありません」と言ったのです。赦しの基本は、「悔い改めるなら、何度でも赦す」です。

しかし、人には限界があります。誰も無限の愛を持っていません。では、イエス様は不可能なことを私たちに要求されたのでしょうか。

それで6節のことばがあります。『からし種ほどの信仰があったなら、この桑の木に「根こそぎ海の中に植われ」と言えば、言いつけどおりになる』。

ルカはこのことばを「主は言われた」と書いて“無条件に信じるべき神のことば”として記しました。

イエス様はここで、<信仰の本質>について語っておられます。そこで“からし種の信仰”を説明するために、イエス様はしもべの話をされたのです。

“しもべ”とは奴隷のことです。 「主人の命令に忠実に従う」。それが主人と奴隷の関係です。その主人と奴隷の関係は、そのまま神様と私たち信仰者の関係にも当てはまります。

イエス様は私たちに、「神のことばに無条件に従うように」言われています。

人の本質は自己中心です。嫌なことはやりたくない。でも私たちは、イエス様が敢えてご自分の栄光を捨てて地上に降りてきてくださったことを知っています。

そのイエス様は、あなたに「わたしの命じることに忠実に従いなさい」と言われる。

あなたを<役に立つしもべ>とするためにです。<役に立つしもべ>とは、神の栄光を現すために用いていただく弟子のことです。

そのような者として用いられるために、「あなたは、わたしの奴隷であれ」と言われる。

主は、あなたをも、パウロやペテロのように<主の忠実なしもべ>として作り変えようとしておられる。

神の奴隷であること。それが信仰の本質です。あなたが、神の奴隷として無条件にみことばに従うとき、神は力を与え、あなたを通してご自分の栄光を現されるのです。

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