聖霊降臨後第13主日・「岩の上に建つ教会」

2023年8月27日(日)

イエス様を誰と告白することは大変重要なことです。そこにその者の信仰が現れるからです。ペテロは『あなたは生ける神の子キリストです』と告白しました。

“告白する”とは、告白した内容に基づいて生きることです。　ペテロは「イエス様。あなたは永遠の昔から存在しておられ、今まさに生きて働いておられる神です。私はあなたに従います」と告白したのです。

しかしそれは＜ペテロの告白＞です。大切なのは、あなたはイエス様を誰だと告白するかです。「私は、イエス様を神の子キリストと信じて、これからの生涯を生き続けます」と自分の態度を鮮明にすることです。

しかしイエス様が誰であるかは神の奥義であり、本来人が見ることのできない事実です。

人は、自分の知恵や努力によってはまことの神を知ることはできません。人は、神によらなければ、神を知ることができないのです。

聖霊なる神が私たちの内に住んでくださっているので、私たちは、イエス様は誰なのかを教えられるのです。

またイエス様は、ペテロに約束されました。18節『わたしはこの岩の上に、わたしの教会を建てます』と。では「この岩の上に」とは、どの上でしょうか。

教会は、イエス様を「生ける神の子キリスト」と告白する者の集まりであり、主は、この告白の上に教会を建てられたのです。

そのため一人ひとりのクリスチャンが、イエス様を「あなたは生ける神の子キリストです」と明確に告白するときに、その教会は神の教会として建て上げられるのです。

それでイエス様を「生ける神キリスト」と告白する私たちは、死の力に捕え続けられることはなく、必ず復活して永遠のいのちに入れられます。

またペテロは、イエス様から天の御国の鍵を与えられました。その鍵は、ペテロと同じ告白をする私たちにも与えられています。今、主が私たちに期待されていることは福音宣教に係わることです。

私たちが「あなたは生ける神の子キリストです」との告白の上に立ち続ける時に、教会は神の岩の上に建つ教会として、主に仕え続けるのです。